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2012年06月28日

芸術鑑賞会 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

子供の小学校で「芸術鑑賞会」なる催しが開催され、父兄も参加できるらしい。
私が子供の頃も、体育館で映画鑑賞だったり、ミュージカルがやって来たり…
子供の学校での様子も参観日の度に見に行っているが、
何せ学校へ行ってあげれば、餌をもらう前の犬のように喜ぶものだから、
忙しい時期はとても参加できないが、たまたま空いた一日だったので家内と行った。

何やら落語家がくるらしい、というので近隣の老人会の皆様も参加されていた。
体育館は、即席の演壇を前にして、手前から1年、2年、3年…と続き
6年までは体育座り、その後に老人会からは椅子席になって、末席に父兄。

私は落語が好きだが詳しくはない。
演技の勉強で、実際に落語をやったこともあるが、それでも詳しくはない。
私はかつて、宮崎美子さんとのキスシーンでのデビューであったが、
その宮崎さんのCMの物まねをする…若手の落語家・当時駒兵さんだったか…
仕事でご一緒したけれども、それでも詳しくない。
そんなわけで(どんなわけ)、この日芸術鑑賞会にお出で下さったのは、
三遊亭楽春師匠と…すまん失念した(申し訳ない)もう御一方。

楽春師匠の講演は、テレビやラジオでも評価が高くマスコミにも紹介されている。
師匠曰く、伝統芸の落語に学ぶ「コミュニケーション術向上委員会」
「カスタマーサービス向上講演会」「顧客満足向上委員会」「CSマインド向上セミナー」
こうして書いていると、何やらフューネラルビジネスで講演されても可笑しくない。
(いや落語だけに、可笑しい…失礼しました)
心理カウンセラーでもある彼は、子供のあしらいがとっても巧い。
褒めてあげて、相手をのせて、そして学ばせる。
落語体験による「表現力」や「創造力」について学ばせるのだ。
想像する、想像させる、ということは実はコミュニケーションの向上に役立つのである。

実は、私は「よしもと」に行っても「寄席」に行っても滅多に笑わない。
次に何を言うのか想像している所があり、繋がっている過去の話を
どこで使うのかと考えあぐねたりと、なかなか面白くない奴なのだ。
それでも、行けば勉強になる。
人を笑わすのは、天性の素質もあるが、確かな技術もある。
その見極めは、とても面白い。
こんなに気楽に楽しめて、とてもよい勉強ができました。

因みに落語家が、
「おい、風(かぜ)を取ってくれ」って、意味分かりますか。

「追記」
明日は私の特別講座。
チャレンジコーナーという、限りなく本講座に近い形でやらせていただく
特別なスペースがございます。
是非、新人の方たちはそちらのお席へお座りください。


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年06月28日 08:30

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