さて、どの対策資料を作成するにも労力がかかりますが、
中でも大変なのが司会・接遇の「映像教材」(3年目)です。
3年目で実感するのですが、「照明」が一番難しい。
光があれば影が出来るのが常ですが、
この種の撮影では影を作らないようにします。それが難しい。
家庭用の照明では、非常に難題です。
それでも、過去の映像と見比べると、
影が目立たないようにはなっております。
(社長が言うには、まだまだだそうですが)
また、今年は映像の「カット数」を増やしました。
カットというのは、映像の切れ目のことです。
毎年「1カット」で通して撮影したのですが、
今年はより豊かな表現の映像制作を目指して、
「何カ所かカットして撮ろう」という方針でした。
話が変わりますが、司会研修を受講された人は
講師からよく「文章を切るな」と言われると思います。
それは、「切ると複雑になる」からです。
「切ると複雑になる」ってどういうこと??と、私は当初思っていました。
何度も研修を見てきたので、おぼろげに理解しているつもりでしたが、
今回の撮影で「切る難しさ」を実感しました。
映像で「切る」ということは、その前後の繋がりに整合性をとるのはもちろんです。
それも気を遣うところなのですが、それだけではありません。
切るからには、意味を持たせないといけないのです。
ここを説明するのは難しいのですが・・・。
【演者がケーキに目を落とす】
⇒【ケーキのカット(そこには好物のイチゴがある)】
となると、イチゴ好きを表現するためにケーキのカットを撮る意味があるのです。
【演者が司会試験の問題用紙に目を落とす】
⇒【問題用紙のカット(そこにはメモが書かれてある)】
となると、そのメモに意味があるということで、カットを撮る意味があるのです。
なかなか伝わらないだろうなと思うのですが、
実際に映像をカット編集してみると実感します。
思い出のビデオ等で映像編集をした経験のある方は、
自然な映像表現にするための編集の難しさを
共感していただけるのではないでしょうか。
また、カットを自然に繋ぐために、
カット前に少しズームして「これから変化が起きますよ」という伏線を作ったり。
編集者の意図的な誘導ですが、カットが自然に見えるための編集です。
切った時点で目線が変わるということですから、
それをできるだけ自然に見えるように編集するのが当たり前なのです。
ニュース番組のように、単なるカメラの切り替えの場面は気にしなくていいのですが、
何かを意図して表現するとなれば、カットで考えることは膨大になります。
だから、司会研修では「(理解が無いまま)切るな」と、
痛いほど言われているのでしょう。
切れば切る程、複雑になるのです。カットの分だけ編集が大変です。
と言う訳で、最後は宣伝も兼ねて【葬祭ディレクター技能審査対策】のご紹介です。
今年は、下記のラインナップです。
(1)年々難化する学科対策として、過去問題を抽出して出題問題のジャンル分けをし
弊社オリジナル関連知識を併せた「学科試験に求められる知識」(全150頁程)
を提供。
(2)幕張、司会、接遇の全て実技試験に対する、映像教材(解説入り)を提供。
(3)学科模擬問題(1級[100問]が15題・2級[50問]が【15題】)、
実技筆記模擬問題(1級[5設問60小問]が15題・2級[5設問60小問]が【15題】)と
豊富な模擬試験問題を提供。
(4)司会、接遇では長年の経験から導き出された「解答マニュアル」があり、
合格のための文章やコツを掴めます。自由課題の解答例も複数準備。
「勲章・褒章の読み方」「弔電等で読みにくい漢字」等の参考資料も併せて提供。
(5)実技筆記の課題である1番~100番に対して、解答例と解説を全て提供。
各課題に関連した学科問題の情報を掲載しており、効率的な学習ができます。
学科試験から接遇・司会・実技筆記の実技試験を、全て網羅しております。
葬祭ディレクター試験合格のための対策資料ですが、
合格後の実務にも活かしていただければ幸甚です。
FUNET会員の皆様は、ぜひご活用ください。
また、ご興味があられます方は、お気軽にお問い合わせください。