このホテルは研修会場から近い。
そして、何より岩盤浴があるのだ。
とにかく疲れを取りたいので、岩盤浴・岩盤浴…と、うわ言の様に繰り返す。
どっかの新興宗教に嵌ったみたいだ。
しかし、先ほどのタクシーの車中で運転手さんから伺った、
愚痴らしき世間話は、なるほどと興味があった。
簡単に言えばこうだ。
「この道は、今でこそ国道116号ですがねえ、本当の116号は、
一本裏のあちらの道でした。ところが、市役所の周りに合同庁舎っていうんですか、
色々と集まって、しまいには国土交通省とやらまで近くに来たんでさあ。
そしたら、この道が新たに国道116号でさあ、向こうは国道を外されまして…」
何の事かな?と思っていたら、
「つまり、国道に指定されると除雪やら…待遇が全然違いまさあ…」
あっなるほど、そういうことかと思ったのですが…
「要するに役所の人間は、自分たちの都合の良いように国道まで変えやがる」
ということを、必死に言いたかったようです。
ちょっと調べてみましたが、新潟の国道事務所とやらは指定区間変更について、
沿線に行政区間が集中していることから
(まっ、意図があって集中させたのでしょうが)
災害などの有事の際、行政間の連携強化を図りたい
(本当にそれだけかい、普段の利便性もあるだろうに…と庶民は思いますが)
という、もっともらしい理由を述べておりました。
岩盤浴ですっかりリラックスできた私は、黒ビールをぐびっぐびっと2本飲んで、
朝起きたら枕に涎が付いている位、熟睡したのでした。
翌朝の滝のような土砂降りには吃驚しましたが、今年はどこへ行っても降られるなあ。
研修の参加者は全員が2級受験者で、合計21名でした。
この県も合格率が良く、その理由は県民性と事務局の努力だと思います。
もう一つ上げるなら、女性の受験者が多い事でしょう。
あくまでも個人的意見ですが、女性は真面目に取り組む人が圧倒的に多い。
新潟県の葬儀の特徴…といっても広いですからね。
原発で一躍有名になりました柏崎の辺りでは、長野県の影響でしょうか。
通夜に紅白の水引のついた「お見舞い」という香典を持参するらしいです。
それから私が思うに、新潟は日本一収骨に無頓着ではないでしょうか。
そもそも火葬場に行った全員で収骨するという習慣がなく、
2~3人の収骨要員を火葬場に残らせ、その他の全員は引き返すのです。
そして遺骨が戻る前から法事を始め、ややもすれば法事が済んで食事に入った頃、
遅ればせながら火葬場からの遺骨が戻ってくるという、本末転倒なのです。
そして地域によっては、もう赤いロウソクを使うという気が早すぎるのです。
(いくらなんでも、日常に戻るのが早すぎないかな)
他には、佐渡島の左手一本箸、デバ結び(力結び)や、
北陸特有の大きなどら焼きを出したり、親族の香典には「お灯明料」としたりします。
実際に葬祭場の入り口に大きなローソクに名前を書いて、火が灯っていたりしますしね。
この日は大きなスクリーンに講習会フォローアップシステムを映し出し、
幕張、司会、接遇のそれぞれ実技の映像を流したりして勉強しました。
独自に作成した模擬試験では、×の回答欄に、
それが何故×であるかが赤字で全て書かれていますので覚えやすい。
どうか何回でも問題を解いていきましょう。
スマートフォンがあれば、いつでもどこでも、そう夜中でも、トイレの中でも、
いつでも勉強できる仕組みだからね。
(仕事が忙しかったからという言い訳は通用しません)
こうしてゲロゲロに疲れた3日間が終了し、
次は秋田・岩手を4日間で周ってきます。
皆さん、頑張って勉強しましょう。
では、お疲れ様でございました。