今回のネクストワールド・サミットの勉強会は、
まさに参加型研修であり「学びの場」が上手く形成されていました。
「ファシリテータ」役には「居酒屋甲子園」を手掛けたM氏。
チラシには「総合プロデューサー」として紹介されていますが、
勉強会では彼を中心に議論が深められていました。
あまり詳細を書いてはいけないのでしょうが、
「他人の発表に対して良い点を2つ、疑問点などを1つ書かせる」
「自分の考えを纏める時間に、(落ち着いた)BGMを流す」
など、「場」を形成する技術を端々に感じました。
また、参加者の発言ログをホワイトボードに詳細に書いて、
議論を「見える化」していたことも議論を深めていたでしょう。
ログは講師が書くのではなく、別に専任でいたことに私は驚きましたが。
そこに人を割くのかと。
議論こそが勉強会の本質なのだという、メッセージでもあるのだと思います。
M氏は葬祭の専門家ではありませんし、
マーケティングに関する言及も(個人的には)心に響いてきませんでしたが、
参加者のモチベーションが非常に高い「学びの場」を形成する講師、
ファシリテータは、今まで葬祭業界にはいなかった方です。
そういう方を葬祭業界に引っ張ってきて、
葬儀業界のスタッフ同士が「高め合う」雰囲気を作っている
「ネクストワールド・サミット」は、改めて素敵な試みだと感じます。
(ネーミングがね、気になりますけど。)
まだ本大会は終わっていませんが、来年以降も楽しみです。
(私の中では、既に成功していると思っています。)
今回は関与されていない葬祭業界の専門家、オピニオンリーダー(ご意見番)も含め、
議論の場をさらに高めていければ、もっと面白くなるのではないでしょうか。
実行委員会の皆様に敬意を表しつつ、
今後、葬祭業界を代表する催しの一つになるのではと期待を抱いております。
11月30日13:00~17:00、東京の文京シビックホールが本大会です。
ご興味のある方は、ぜひ。
参照:大会ホームページ
(明日の余談につづく)