翌日は小雨交じりのお天気でしたが、早起きをして列車で阿蘇へ向かいました。
途中、立野駅周辺で列車は、標高170mから465mの地点まで、
ビルの高さほどを登ります。傾斜の大きな場所はスイッチバックで登ります。
これは大人の私でも面白かったです。
阿蘇地方と呼ばれる阿蘇市と南阿蘇村に渡る全域が、
9万年前に噴火したカルデラ(火口)の中にあります。
現在は静かですが、実際の噴火口の中に鉄道や道路があって
人が住んでいるということを知りました。世界的にも珍しいそうです。
阿蘇駅で降りた私は、時間があまり無いので2時間のタクシー観光にしました。
(阿蘇の観光は車が無いと動けません)
「阿蘇中岳」では、モクモクと噴火の煙があがり、
かつての大噴火口を上から覗きました。
そして、まるで外国のような馬の放牧地「草千里」を通り、
立ち寄り湯の「内牧温泉」では阿蘇の山並みを眺めながら露天風呂を楽しみ、
あか牛ステーキランチをいただきました。
宮地の一宮門前町水基巡りでは、
豊富な湧水が出る場所で美味しい阿蘇のお水をたくさんいただきました。
そして帰りにはもう一つのお楽しみ、
JR九州の観光特急「あそぼーい」に乗りました。
土日の休日だけ熊本駅と宮地駅を2往復だけ走ります。
ちょうど土曜日で、切符がとれたのはラッキーでした。
車内は子供が好きそうなものばかりです。
「あそぼーい」は、阿蘇の高原をひた走ります。
1時間半かけて熊本駅に着くと、ちょうど向かい側のホームに
「SL人吉号」が入線してきました。またまた、ラッキー!
JR九州には、観光特急が多く走っています。
8月には「特急にちりん」に初めて乗る予定です。
大分から宮崎の海沿いの景色が今から楽しみです。
短い時間でしたが、阿蘇の大自然を満喫いたしました。
追記:
私が東京に戻って3週間後に、九州地方で豪雨災害がありました。
熊本市内も大きな河川の氾濫で大変な被害でした。
私が行った阿蘇の内牧温泉も
1階のロビーが水没するなどの被害にあったそうです。
眺めを楽しんだ豊肥本線も未だに一部区間が運休で、
観光特急「あそぼーい」も中止されています。
被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。
1日でも早い復興をお祈りいたします。