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2012年08月06日

「葬祭接客サービスコンテスト」in東北(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

東北地方の葬儀団体様で、3年目になる接遇コンテストが開催されました。
私は審査員として伺いました。
葬儀スタッフの接遇力アップのためのコンテストです。
3年目にもなると、スタッフ達の研究も随分進み、レベルは上がっています。
毎年続けることで、
確実に「形」という意味でのレベルは上がって行くことでしょう。
しかし・・・

これはあくまでもコンテストですから、
動きも形も言葉も、ある程度決められて練習をした中で競われます。
コンテスト中のお客様役も、どちらかと言えば、
スタッフが演じやすいように動いてくれます。
(と言うか、そうせざるを得ません・・・)
しかし、何もかもが決まりきった中で行われるコンテストは、
本当の意味での「接遇」ではありません。
コンテストの練習ばかりをしてしまうと、新人の中には
「お客様が右側に立ってくれないと、ご案内が出来ません」とか
「式場の出入口が、後ろに無いと、上手な着席案内が出来ません」
なんていう人が、出てきます。
常に目の前にいるお客様が主役で、
一瞬、一瞬、何が起こるのかは分からない中で、
それに対応して行くことが本当の意味での「接遇」です。

3年目を迎えたこのコンテストも、接遇のレベルアップを目指すためには、
現在のように形のチェックもとても大切ですが、
「何が起こるのかは分からない」というシーンも作って行く必要があります。
そういうシーンを難なくこなすグループこそが、
真の実力者であり、認めてあげる必要があるのです。
そして、審査をする側も、
チェックをする側としての目を肥やすことが求められています。
それは、出場するスタッフたちよりも研究が必要かも知れません。

1位、2位は僅差でした。
さらに上を目指すためには、コンテストが終わったあとが大切です。
出来なかった所をよく振り返り、反省をして、接遇改善に臨んでください。
皆さんよく頑張りました! 
大変お疲れさまでございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年08月06日 08:10

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