これはあくまでもコンテストですから、
動きも形も言葉も、ある程度決められて練習をした中で競われます。
コンテスト中のお客様役も、どちらかと言えば、
スタッフが演じやすいように動いてくれます。
(と言うか、そうせざるを得ません・・・)
しかし、何もかもが決まりきった中で行われるコンテストは、
本当の意味での「接遇」ではありません。
コンテストの練習ばかりをしてしまうと、新人の中には
「お客様が右側に立ってくれないと、ご案内が出来ません」とか
「式場の出入口が、後ろに無いと、上手な着席案内が出来ません」
なんていう人が、出てきます。
常に目の前にいるお客様が主役で、
一瞬、一瞬、何が起こるのかは分からない中で、
それに対応して行くことが本当の意味での「接遇」です。
3年目を迎えたこのコンテストも、接遇のレベルアップを目指すためには、
現在のように形のチェックもとても大切ですが、
「何が起こるのかは分からない」というシーンも作って行く必要があります。
そういうシーンを難なくこなすグループこそが、
真の実力者であり、認めてあげる必要があるのです。
そして、審査をする側も、
チェックをする側としての目を肥やすことが求められています。
それは、出場するスタッフたちよりも研究が必要かも知れません。
1位、2位は僅差でした。
さらに上を目指すためには、コンテストが終わったあとが大切です。
出来なかった所をよく振り返り、反省をして、接遇改善に臨んでください。
皆さんよく頑張りました!
大変お疲れさまでございました。