さて今回のオリンピックで、
審判判定と同様に問題となっているのが「無気力試合」。
バトミントン・ダブルスで韓国・中国・インドネシアの8人の選手は、
「無気力試合」で失格になりました。
無気力試合は、決勝トーナメントの試合組み合わせを有利にするために、
予選で故意に試合に負けること。
とても見ていられないような試合内容です。
なでしこジャパンの南アフリカ戦も、微妙な内容でした。
「引き分け」という結果は良しとしても、
「引き分け狙い」ということを発言してしまうのは、
お金や時間を払って観戦・応援している人に対して失礼だったなと感じます。
無気力試合を行った選手は批判の的になっていますが、
おそらく選手個人の意思で行ったことでは無いでしょう。
監督やコーチの指示があって、あのような試合内容になったはずです。
そして、監督やコーチを取り巻く関係者の思惑もあります・・・。
無気力試合は誰が見ても異様な光景です。
選手自身も「おかしい」と感じているでしょう。
「おかしい」と思っていても、それをせざる得ない状況は、
非常に可哀想でもあります。
バトミントンでランキング1位の中国や、W杯優勝のなでしこジャパンが、
戦略的に「勝たない」試合をする訳ですからね。
単純な問題ではなさそうです。
どんと構えて横綱相撲を取ってほしい・・・というのは甘いのでしょう。
一つ言えることは、
無気力試合がファンの心を離してしまうことは確かでしょう。