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2012年08月02日

「虹を架けよう」(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

作詞・作曲 小柴大造  歌 Bikkis(ビッキーズ)
女川から 自転車飛ばして 君が住む 石巻へ
ピーナツバターのサンドイッチを 鞄に詰め込んだなら
そこはもう青春の街
仙石線に 飛び乗ろうよ 息弾ませた 君の横顔の向こうで
光り煌めく 海岸線が いつも僕のお気に入りだった
松島を越えて 塩釜を過ぎれば
仙台は もうすぐそこ目の前
ぼくらを育てた この街に虹を架けよう! ぼくらを育てた この街に虹を架けよう!
七ヶ浜で ひと泳ぎしたなら 荒浜辺りでひと休み
初めてキスした 松林の上に 閖上の花火が見えるよ
名取川 亘理 空港から ぼくらの夢は世界へ広がって行くよ
黄金色の田んぼの畦道を こどもたちが 大きく手を振りながら駆けてく
岩沼を越えて  山元を過ぎれば
福島は もうすぐそこ目の前
ぼくらを育てたこの街に虹を架けよう! ぼくらを育てたこの街に虹を架けよう!

社団法人「みやぎびっきの会」が復興支援のために作った
「虹を架けよう」という歌です。
私は仙台ボランティアでこの歌と出会い、その後偶然、
そのCDを知り合いの方からいただきました。
私は仙石線には乗ったこともなかったのにすごく身近に感じて、
すぐに仙石線に乗りたくなりました。
そこで、ボランティアに行った時に時間を作って、
初めて仙石線に乗りました。

仙台駅から石巻駅まで走っていた仙石線は、震災の影響で途切れています。
私はまず、松島海岸駅まで行きました。初めての場所です。
町そのものは随分きれいになって観光船も復活し、
お客さんもたくさんいました。

瑞巌寺にも行きました。
この参道の真ん中あたりまで、津波は来たそうです。

東京を出る時から、お昼は、「塩釜でお寿司」と決めていました。
有名なお寿司屋さんに行きました。お店の中は観光客でいっぱいでした。
その後、あの津波が来たときの様子がテレビで映っていた、
塩釜港まで行きました。まだまだその爪痕が残されていました。
本塩釜駅のロータリーには、「ここまで、津波が来ました」という
鎮魂の波のオブジェが作られていました。
私の背よりもはるかに上の方にその波はありました。
「恐かったでしょうね・・・」

数日後に亘理駅まで行きました。常磐線はこの亘理駅で止まっています。
亘理町荒浜、岩沼、閖上の海岸線の惨状には、言葉を失いました・・・。
仙石線、常盤線沿線には、まだまだ復興途中の町並みが残っています。
でも、時間はかかるでしょうが、少しずつ、間違いなく復興は進んでいます。
この歌の最後に、
「君に笑顔が戻るまで、ぼくらは歌い続ける・・・」
とあります。
私もこの歌を歌いながら、「東北頑張れ!」と、思いを届け続けます。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年08月02日 08:02

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