ついでに小洒落た料理も少し。
(途中から面倒くさくなって、撮っていません)
さて翌日からの二日間研修。
昨年は研修も一日だけ、東日本大震災の影響下で受講生が6人という緊急事態。
受験したくても出来ない人が多かった。
今年は20名を超す受講生が集まってくれ、通常通りの二日間講習会へ。
初日はいつも通り、「実技接遇」からスタートして、お互いに審査をし合う。
所属が同じ人間同士だから、仲良くなって肩の力も抜けてくるし、
審査役になれば、審査員の気持ちも分かる。
どんなところが気になるのか、他人の振り見て、我が振り直せだ!
そして審査員の気持ちが分かれば、試験会場でブースに入る時に、
「宜しくお願いします」と礼をして入った方が、お互いに気持ちが良い。
審査員の気持ちになることも重要だし、試験を受ける側と、審査をする側との違い、
審査協会は葬儀社の社会的地位向上と、現在の求められるスタッフ像に対しての試験、
しかしながら受験する側は、個人の評価を望もうとする姿勢には少しズレがある。
そして一日の突貫講習で足りるわけもなく、9月12日までは当然ネットを使いながら、
「実技筆記」「学科試験」対策の勉強をし、これは今後も継続します。
学科対策では、その範囲の広さに驚くとともに、今年は東日本の問題もいくつか出そう。
例えば、死亡届の「申述書」の問題。
普通失踪だと7年、特別失踪(事件・事故の場合)は1年。
しかし、震災ではそれでも長いということで「申述書」で行われた。
また、死者・行方不明者の人物の照合は、遺体の歯型やDNA鑑定が効果を発揮した。
家族など近親者のDNA情報は、血縁が濃いほど共有する割合が高く、
親子なら50%を共有している。
子は父親と母親の遺伝子を半分ずつ受け継ぐからだ。
地道なデータ解析作業である。
二日目は「幕張実技」と「司会実技」。
1.2級にそれぞれ分かれて午前と午後。
幕張実技の1級は幕を張っていない人には難しい。
宮城県の都市部を離れても、最近はホール葬が圧倒的だから、
テーブルに被せるだけの幕が多くて滅多に張ることがない。
結局、受験に際して幕張を学ぶというパターンで…大丈夫か。
司会に関しても同様。
平素が外注だから司会をあまり経験したことがない。
それなのに1級の司会は社葬である。
簡単に言うと、出来るわけがない。
出来るわけがない者を、合格するまでのレベルに持ち上げるには、
何をどうしたらよいか…この日だけのレッスンでは無理。
継続的にネットでフォローアップしなければ点数が届かないのだ。
それが現実に近い。
暑い中、皆さん一生懸命頑張ってくださいました。
まだこれで終わりではありません。
直前対策で、もうひと踏ん張り。
頑張ってください!