間もなく20ホール、施行件数は3.000を超えている。
葬祭ホールの使用率も右肩上がりのままである。
宮城県は東北6県の中では死亡率も低く、若者が多い県であり、
人口も多い県だが、その大半は大都市仙台に依存する。
仙台市も大きくなったけれど、それでも仙台以外は…思いの外、田舎なのだ。
その田舎(山間部)を中心に展開してこの数字である。
順調に伸びているのではないだろうか、このまま頑張ってもらいたい。
さて司会の研修だが、最近は女性の積極的な参加が目立つ。
この日も25名の内、半数が女性だった。
葬祭業はサービス業、ならば女性の進出は当たり前。
今後、葬儀の司会に限らず、全ての分野で女性が幅を利かせることでしょう。
最近の司会研修は、まず最低限教えるべきことを教えた後、直ぐに実演に入ってもらう。
そうすると、自分の声をコントロールすることの難しさに気付く。
更に、様々な課題を与えながら、より難易度の高い理論に入っていくのだ。
理屈で理解し、実演でその正しさを実感してもらう。
自分は思うようにいかなくても、グループの中にはイメージ通りに出来る人が出てくる。
そうすると自分にも出来るはずだと、それをトレースしてやるために自分を殺すだとか、
それぞれのコントロールの方法を自ら探していくのだ。
人には、その人生を背景にして必ず何らかの癖が付いているものだ。
それをコントロールして巧く消すことができるか、これは大事なことである。
この日も最後は、皆さんの前で発表していただいた。
ルールがあって、それを守ってやっていただく。
語尾の処理の仕方は…、文章の切り方は…、切った時には何をする…etc。
お手本があって、お手本が流れた後に同じBGMだけが流れ、お手本通りにトライする。
皆さん、悩みながらも良く頑張ってくださいました。
初めて司会講座を受講する方も多く、
こんなに厳しいものなのかと思われたことでしょう。
そうです。
世の中は、厳しいのです。(笑)
出来た人も、残念ながら出来なかった人も、
あせらずにじっくり取り組んで、少しずつ上達すれば構いません。
では、大変お疲れ様でございました。