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2012年09月27日

葬儀司会研修会in宮城2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨夜、準備が終了した後から呑みはじめて、といっても午後7時くらいかな。
寿司屋で閉店ですからと、追い出されるまで歓談した。
と云っても大勢ではない、K長と二人きりである。
(しかも飲んでいるのは私だけ)
なかなか為になる話もあり、昔を懐かしむ話もあり…。
そして近い将来、自分たちが描く理想の形に向かって進む為には、
何をしたらよいか、具体的にどのようにするのか、体制・組織の在り方についても…
取り組んで約12年位だろうか、様々な事があったのは事実である。
そのやり方が良かったのか、悪かったのかさえ、今となっては…ある意味笑い話だ。
ただ、その都度、全力で頑張ってきたのは間違いない。
踏ん張って来たのも間違いはない。
(だって飲んでもいないのに、こんなに夢中になるなんて不思議だ…笑)
結局、事業として一歩ずつでも前に進んでいくというのは、
人間の持つバワーに依存するのだろう。

 

間もなく20ホール、施行件数は3.000を超えている。
葬祭ホールの使用率も右肩上がりのままである。
宮城県は東北6県の中では死亡率も低く、若者が多い県であり、
人口も多い県だが、その大半は大都市仙台に依存する。
仙台市も大きくなったけれど、それでも仙台以外は…思いの外、田舎なのだ。
その田舎(山間部)を中心に展開してこの数字である。
順調に伸びているのではないだろうか、このまま頑張ってもらいたい。

さて司会の研修だが、最近は女性の積極的な参加が目立つ。
この日も25名の内、半数が女性だった。
葬祭業はサービス業、ならば女性の進出は当たり前。
今後、葬儀の司会に限らず、全ての分野で女性が幅を利かせることでしょう。

 

最近の司会研修は、まず最低限教えるべきことを教えた後、直ぐに実演に入ってもらう。
そうすると、自分の声をコントロールすることの難しさに気付く。
更に、様々な課題を与えながら、より難易度の高い理論に入っていくのだ。
理屈で理解し、実演でその正しさを実感してもらう。
自分は思うようにいかなくても、グループの中にはイメージ通りに出来る人が出てくる。
そうすると自分にも出来るはずだと、それをトレースしてやるために自分を殺すだとか、
それぞれのコントロールの方法を自ら探していくのだ。
人には、その人生を背景にして必ず何らかの癖が付いているものだ。
それをコントロールして巧く消すことができるか、これは大事なことである。

 

この日も最後は、皆さんの前で発表していただいた。
ルールがあって、それを守ってやっていただく。
語尾の処理の仕方は…、文章の切り方は…、切った時には何をする…etc。
お手本があって、お手本が流れた後に同じBGMだけが流れ、お手本通りにトライする。
皆さん、悩みながらも良く頑張ってくださいました。
初めて司会講座を受講する方も多く、
こんなに厳しいものなのかと思われたことでしょう。
そうです。
世の中は、厳しいのです。(笑)
出来た人も、残念ながら出来なかった人も、
あせらずにじっくり取り組んで、少しずつ上達すれば構いません。

では、大変お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年09月27日 08:30

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