書いていることが伝わらないかもしれないので、「イオンのお葬式」を例にします。
(どこもほぼ同じですが、イオン様すみません。)
参照:「イオンのお葬式」
ホームページを見てもらえばわかるとおもいますが、
葬儀のセットにいくつか選択肢があって、それらに付加されている写真は、
概ね「祭壇の豪華さ」で違いが表現されています。
(イオンのお葬式の場合、火葬式と自宅葬は例外ですが)
これは、イオンのお葬式に限らず、ほぼ全ての葬儀社がそうだと思います。
セット料金の違いを、写真においては「祭壇」で表現(差別化)している。
祭壇の荘厳が豪華になったり、花が増えたり・・・。
これに、私は少々辟易しているのです(代案がある訳では無いですが)。
葬儀はサービス業化してきて、
祭壇の豪華さでサービスを差別化する時代では無いです。
祭壇も相応に大切ですが、そこは差別化するポイントでは無いでしょう。
メモリアルコーナーや、故人らしい会葬礼状、DVD映像、
もしくは、担当者や接遇者、司会者などの人、
そういったサービスのソフト面で違いを見せるべきなのに、上手く出来ていない。
本質的な差別化を図れていない。
一般の人が、葬儀社選びに悩む一因は葬儀社の違いが分からないからであり、
それは普段葬儀社と接点が無いこともありますが、パンフレットや広告で、
多くの葬儀社が「祭壇」で商品を表現してしまっていることにも原因があるのではと、
感じる訳です。
で、そのあたりの顧客と葬儀社の溝を埋めるために、
紹介業も繁盛するのですね・・・。
そろそろ、本格的なマーケティングが求められる時代かもしれません。