« ヒヤリ・ハット(工場長こと古家寛) | メイン | 海外研修レポート8 (井手一男) »

2012年11月12日

海外研修レポート8の前に (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

帰国後のゴタゴタで海外研修の報告が疎かになってしまった。
じっくり書く時間が取れないのだ。
実は、帰国後に司会セミナーが4回もありテキスト作りに忙殺されていたし、
また帰国の際、なんと右上の歯のブリッジが取れ、
日本ですぐに歯医者へ行ったら、結論として入れ歯にしろという。
青天の霹靂だ!

確かに53歳になったし歯もボロボロかもしれない。
先生の云うとおり、今はまだ使える歯でもグラグラしていたりすると、
歯の寿命がそんなにあるとは思えないし、いずれは使い物にならなくなるだろう。
また丈夫な歯が一本や二本残っていても、やがては連鎖的にダメになるものらしい。
それならば、今の内から手を打って全てをクリアにしとく方が長い目で見て良い。
全く仰せの通りであった。
が、しかし、ちょっと待ってくれ!
年を取って弱くなったとはいえ、まだ生きている歯まで抜いてしまい、
まとめて入れ歯にするという発想はどうも納得がいかない。
そういう考え方もあるのだろうが、私の場合、自分の気持ちに無理がある。
ましてや「入れ歯」というネーミングも嫌だった。
勿論、いずれは入れ歯世代になるのは分かるが、現在の歳ではまだ受け入れたくない。

こんな時はセカンドオピニオンに限る。
どの病院にしようかと迷ったが知識がない。
そこで「デンタル何とか」というサイトで近所の評判の良い歯科医を探してみた。
何件が紹介してある中で、ある歯科医が目に留まる。
そこの歯科医の方針は、患者と医者が徹底的に意見交換をし、
納得してから治療に当たるという素晴らしいものだった。
本当かなあ、と少しばかり疑心暗鬼になりながらも、
現在の歯医者に通い続ければ歯を抜かれまくるのは間違いない。
ならば、と藁にもすがる思いで「さ○○んぼ歯科」の門を叩いたのだ。
それがパルテノン神殿かと思わせるようなビルの2階にあり、
ヨーロッパ帰りの私は何やら因縁めいた感じがしたのだが、
行って見るとそのビルには様々な病院が集まっていた。
このビルは、病気の人が集まるビルなんだ。

目当ての歯科医院に入っても普通の病院と変わらない、
というよりちょっぴり狭いくらい。
そこで事の経緯を話す。
が、あまり先入観を持たせたくないのでセカンドオピニオンの件は隠した。
問診票には、あくまでも事実だけを書いた。
最初の歯科医と同じようにレントゲンを撮る。
全く同じ写真を前回と同じように今回も見ていた。
繰り返しだ、が、歯科医の見解はまるで違っていた。
そのことに非常に驚いた。

そして、歯科医でこれだけ違うのだったら、葬儀の世界でもそうなんだろうなあ…
などとノンキなことを考えているうちに、結果、何のことはない、
直ぐにブリッジを入れ直し、といっても、この修正には大分時間が掛かったが
ついでに今後の歯の治療相談までしてきた。
歯科医とは恐ろしいものよ。
最初に伺った歯科医は、何百万も取ろうとしているのか…と
思わざるを得ない事件であった。
そんなゴタゴタのせいで遅くなってしまったが、
尻切れトンボになっていた即席のいい加減なレポートをまとめたい。
勿論、明日から。


<告知>

11月29日に「徹底ナレーション講座」が開催されます。
この講座、嫌になるほど「実践の読み合わせ」ばかりです。
改めて司会理論を教えるところはありません。
ですから、ベーシック講座受講済みの方が対象です。
興味のある方はご参加ください。
(03-3563-0025 綜合ユニコム株式会社、案内ページ

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年11月12日 08:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/2525

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.