物凄い人。
本日は年に一度の無料案内の日、だからこそ団体客用のチケットも販売していない。
運悪く雨…でも並びましたがな、雨の中。
人気スポットを訪ねるには、並ぶというのが原則、しかも世界共通。
それにしても大きい、圧倒する大きさ。
水なき土地に水を引き、丘を削り、森を狩り、自然を直線で仕切る。
そこに壮大な宮殿と庭園を築きあげた。
そりぁ時間も金もかかるだろうよ、とブツブツ言いながら宮殿の中へ。
かなり興奮した。
儀式や賓客の謁見のために使われた鏡の間。
想像していたより、幅が狭い。
勝手な想像で申し訳ないが、もっと普通に踊れるくらい広いのかと。
それでも、流石に凄いよね。
第一次世界大戦後、ドイツとの間で交わされたヴェルサイユ講和条約の調印場所。
学生時代、歴史や地理で学んだ場所に辿り着いた喜びは確かにある。
寝室のベッドも見ることが出来るのだが、意外と狭いような気がした。
それでも、時代が時代だからね。
さっと見て、土産を買って、シャルルドゴール空港へ向かう途中、モンマルトルの丘へ。
私には一切縁がないが、様々な芸術家を生んだ場所らしい。
この日も「テルトル広場」では似顔絵で生計を立てている画家たちが。
しかし我々の目的は、パリで一番高いこの丘に建つ「サクレ・クール寺院」。
一般の寄付で建設されたらしい。
ゴシック建築とは見るからに違う、どこか柔らかさが残っているのだ。
どうやらゴシック建築以前の建築様式であるらしい。
窓が小さくしか取れないが、壁面にフレスコ画が描かれたという。
それでは空港へ。
あっー、帰り道に見つけた「ムーラン・ルージュ」赤い風車だ。
このナイトクラブかキャバレーか、どちらでも良いけど…
あー本当はここへ行って見たかったのだ。
誠に残念、無念。
どこかの動物園で見た、鼠の穴のように複雑に絡んだ通路。
これ歩く歩道なのです。
乗ってみると、何だか周りから見られているみたいで観賞用の動物気分に。
ついに帰国だ…また飛行機で10数時間…これが苦痛。
取り敢えずは、お疲れ様でございました。
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