会社の目の前にある、所謂納骨堂。最初はこれから視察した。
釣りが大好きだった故人には、池の中に埋葬していた。
ガーデニングが好きだったら、まさに故人の思い通り。
軍隊で亡くなった場合、国のために死亡した人を絶対に忘れない。
この写真の木の根元にある石は、そういう理由で死亡した人の数と同じ数。
この国は殉職者に対して、最大の礼節を持って接する雰囲気がある。
出棺を見せてもらった。
山高帽を被り、タキシードのような制服、ステッキを付きながら、鐘と共に始まる。
まずは、両足をキチンと揃え、深々とご遺体にお辞儀、
そしておもむろに車の先頭を歩く。
車より5メートル位前を、ゆっくり歩く。
それが伝統的で格好良い。
所有している車の台数は、霊柩車、搬送車合わせて五十数台。
因みにスタッフもほぼ同じ数。
霊柩車として80年前のリンカーンがあるし、搬送車もジャガー。
色も黒と栗色のツートンカラーで凝っている。
その後、社内の記念館を見学しました。
歴史ある葬儀社ですから、かなりの有名人や王室の葬儀の数々。
どんな質問に対しても答は最初からただ一つ。「イエス」である。
これが、会社の教えだそう。
次に、Aibnと云う、海外搬送を主とした会社を訪ねた。
1905年にアメリカ人が事故で5人死亡した。そのご遺体を搬送したのが始まり。
まあ、詳細はオイオイ書くとして、
この後は昼食へ。なかなか美味い。
ただ、基本はフィッシュ&チップスだな。
デザートも美味しくいただいてたら、残念な報告。
食後に伺う予定だった葬儀社様から突然のキャンセル。
この仕事だから仕方ないのは、日本もイギリスも同じだ。
<工場長の割り込み>
その頃、日本ではお笑い芸人「鉄拳」のパラパラ漫画が、
ロンドン・オリンピックの公式ソングを歌ったイギリスのロック歌手「MUSE」の
公式PVに採用されたと話題になっていました。
なかなか泣けるパラパラ漫画です。
しかし、こんな鉄拳はいやだ。