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2012年11月20日

編集の責任(工場長こと古家寛)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

政争に紛れてしまいましたが、例の週刊朝日の「ハシシタ」問題、
朝日新聞出版の社長が辞任、編集長と担当者は3ヶ月の停職と懲戒処分が下されました。
編集者の背負う責任の取り方が現れていました。

「朝日新聞社報道と人権委員会」の見解等について(1)

佐野眞一氏のコメント

私も件の記事は読みましたが、
深刻な「差別意識」を感じる内容ではありませんでした。
具体的な被差別地域を指定していたのは拙かったと思いますが、
週刊誌でよくある軽いルポルタージュ的な記事だった印象です。
大衆誌特有の橋下氏の印象を悪く誘導する悪意もありつつも、
普通の週刊誌レベルの範疇かな、というレベルです。

しかし、「出自を根拠とした人格を否定」という表現手法は明確でしたし、
橋下氏本人からすると堪ったものではないでしょう。
「ハシシタ」という挑発的なタイトルも拙かった。
過激なタイトルで人の関心を惹くのは出版物の常套手段ですが・・・。

葬祭業界でも「葬式は、いらない」という新書が2年前に出ました。
今回と同様にタイトルは過激でしたが、中身は大したこと無いと評判です。
それでも30万部も売れたのですから、
本の内容よりもタイトルやマーケティングが如何に大切か思い知らされます。

話を戻すと、この連載で社長は辞任、編集長と担当者は停職ということです。
不適切な表現は「編集の責任」なのだと、実感した次第です。
筆者の佐野眞一氏は守られ、編集者が盾になる。
当然のことですが、そこに編集の価値があるのでしょう。

これが筆者に虚偽があると、また違った展開だったに違いありません。
iPS細胞の森口氏の件は、誤報した読売新聞より筆者が責められました。
もちろんの編集者も処分を受けましたが、今回より軽かった。
読売新聞は週刊誌じゃないのだから、もっと批判されるべきと思いますけどね。

現代は「編集の時代」とも言われています。
雑誌や新聞だけでなく、CDや研修も編集者が大切な時代です。
同時に背負っている責任もあります。
そのことが、編集の仕事をより重くさせていると考えます。

<お知らせ>

11月29日「葬儀司会表現・徹底マイクトレーニング講座」が開催されます。
この講座は、講義形式というより個別指導型の司会研修です。
特に、弔電やナレーションの読み方、表現の仕方について、
時間の許す限り、納得いくレベルまでトレーニングを行います。
近年、葬儀司会は益々クオリティが上がってきています。
更なるステップアップを目指す方は、是非ご参加ください!

お問い合わせ・お申し込み先は、綜合ユニコム株式会社ホームページより

【前回受講者の声(受講後のアンケートより)】
●先生からのご指摘のたびに発見があります。「声」より「耳」が鍛えられたような感じです。
 楽しかった!
●数年前の受講よりレベルアップが図れているとの言葉をいただき嬉しかったです。
 後輩の指導に自信を持って臨みたいと思います。日々努力を怠らないように!
●他の方の司会を聞く機会があまりないので、今回、皆さんの話し方を聞けたり、
 自分の欠点を指摘いただいたりして、新たな気付きがたくさんありました。
●長文に対し区切りが多いクセを直すようにしていきたい。
 ここまでできていなかったんだと痛感しました。
●日頃忘れているチェックポイントを改めて見直しできました。発声法、「間」のとり方、
 切りきらず、高低・強弱・速度の変化の組合せなど、自分の感性を磨く努力をいたします。
 力まず語りかけるように、気をつけます。
●レベルが高く、ついていくのに精いっぱいだった。一日があっという間に過ぎた。
●少人数で集中できました。有難うございました。

【開催概要】
開催日時 :2012年11月29日(木・友引前) 9:30~17:00
会場   :飯田橋レインボービル 会議室
      東京都新宿区市谷船河原町11
      TEL.03-3260-4761
定員   :18名(先着順)
参加費  :42,000円(1名様につき)
      (消費税および地方消費税 1,900円含む)
 ※昼食代、テキスト代含む

お問い合わせ・お申し込み先は、綜合ユニコム株式会社ホームページより

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年11月20日 08:06

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