迎えのタクシーに乗って新潟駅へ。
お土産を買おうと思い、いつもなら日本酒を一本買うのだが、
店員に色々とあれが美味い酒だの、こちらも新米で捨てがたいだのと言われ、
気のいい私は「それならばいくつか購入して送ろう」となった。
結果、一本だけ自分で持って、他の4本は宅急便で送った。
何故そうなったのかというと、酒は2本単位の箱で送るらしいのだ。
この日購入したのは、真野鶴(自然酒)、鶴齢(大吟醸)、お福(初しぼり新酒)、
越乃幻の酒、あと一本が思い出せないが…
それもそのはず、私が持参して帰った日に飲んだ。
何とかの大吟醸だったが…思い出せない。
思い出しました「NOBU」でした。(写真が残っていました)
勿論、杯はこの夏新潟で自ら作成した「例の杯」を使った。
新潟のお酒を、新潟の土で焼いた御猪口で飲むなんて…
といってもその良さがさっぱり分からない。
そういえば新幹線で帰りの車中。
駅弁を買って乗り込んだのだが、時間がぎりぎりだったのでビールは買わずに乗った。
車内で売り子が販売している所を買えばいいや、とタカをくくっていた。
新潟を過ぎ、燕三条を過ぎた…まだ売りに来ない。
目の前には、事務局の方から頂いたお茶がある…これで食えないこともないけれど、
出来たら冷たいビールでグビグビっとやりたいなあ。
待った、ひたすら待とうと思ったが、長岡に着いた。
いやあもう待てない、食っちまおうか、食っている内に売りに来るだろう。
そう思って食べ始めた途端、「ドスン」。
何だよ、グリーンで隣に人が来ることは滅多にないのに、ついてねえや。
無視して、弁当を食ってしまおう。
「ガサガサ」ゴキブリじゃないんだからさ、どうしたのよ、
と隣を覗けば、お隣さんも弁当を広げて食い始めた。
新幹線で弁当を食う時は、隣に配慮するから「すいません」とか声を掛けるが、
私が先に食っていたから、「今ならグッドタイミング」と思ったかどうか…
おやっ、どこかで見た顔…思い出した、田中直紀参議院議員ではないか…
その当時、色々と世間を騒がしたので間違いない。
二人で並んで弁当を食って面白い光景だ。
その後、私は読書タイムに入ったら、お隣さんはコーヒーとチョコレートが登場だ
…おまけに確かに花をグズグス言わせていたが。
かつての防衛大臣と、隣同士でご一緒するなんて、奇遇だなあ。
そして通路を隔てた向こうの席には、政治評論家の福岡政行さんらしき人物が…
どうもはっきりしない、寝ているからね…選挙も近い。
関係者の方は忙しいのだろう。
今まで振り返ってみると、新幹線の隣の席で興味深かったのは、
ジャーナリストの大宅映子さん、名古屋から乗って来た。
また直ぐ近くに居たことがあるのは、ミュージシャンの堀内孝雄さん、
バイオリニストの高嶋ちさ子さん、漫才の宮川大輔さん…と色々。
役者さんは意外といない…寂しいなあ。
ではまた。