それにしても働く女性は素晴らしい。
特に子育てしながら働く女性には頭が上がりません。
子供がいない時には、子育ての苦労は全くわかりませんでした。
幼児と自分で家事が1.5倍になる程度だろうと思っていましたが、
実際はお着替えが多い幼児の洗濯量は大人の2倍近くでした。
食事も然り。
大人は適当でも何でも食べますが、幼児はそういう訳にはいきません。
しかも味覚が変わっていくようで、今まで食べていたものでも、
急に食べなくなったりします。一筋縄ではいかず、時間が掛かります。
会話も儘なりませんので、子供の表情を汲み取りながら、
ご機嫌を伺う格好です。
そんな訳で、家事をしていると家で仕事に割ける時間は極端に減ります。
そのような過酷な状況で葬祭現場もこなしてしまうのですから、
葬祭ディレクター試験なんて大した苦労ではないのかもしれません。
「子育ては女性に限ったことでは無い」とはいえ、
日本の現状、育児の負担が大きく女性に偏っているのは確かです。
「女性の年齢階級別労働力率の推移」をみてみましょう。
昔に比べるとマシですが、女性の30代は労働力率がガクッと落ちます。
これは、ちょうど出産時期と重なります。
男性は30代でも落ちませんので、育児が女性の役割になっている結果の表れでしょう。
また、「平成23年分民間給与実態統計調査結果について」をみると・・・
女性の平均に給与は男性の3分の2程度です。
これは女性の多くがパート労働をしているということです。
日本で女性が働くのは、基本的に不利な環境です。
制度上では男女平等とはいえ、実際はハードルが高いと言えるでしょう。
だからこそ、チャンスは逃さない迫力があるし、
仕事も力強いのでしょう。
司会研修も、上手くなるのは女性が多いです。
講師から指摘されたことを素直に実行できる人は、女性です。
また、50歳になっても60歳になっても頑張ってレベルアップしようとする人も、
女性です。本当に頭が下がります。
男性はどこか緩いところがあって、いかんですな。
その内、業界団体の長にも女性が出てくるかもしれません。
男性諸氏、うかうかしていられないですよ!