さあ、中に入ろう。
子供のスリに怯えながら中に入ると、素晴らしい展示物の連続だった。
いくつか紹介したい。
エンタシスを学んだのは、中学の頃だったろう。
ギリシアの首都アテネのアクロポリスの丘に建つ、パルテノン神殿。
アテネの守神アテナィ神を祀っている。
15年の歳月をかけて完成したのは紀元前438年…古すぎるよ。
その完成された復元模型。
そして、そこの壁はどんな色合いだったのかが判明しているらしく、この色です。
随分派手な壁面だなあ。
しかし想像するに、相当豪華ではある。
日本はその頃、採集・狩猟の生活が主でした。
(比較するのもおかしいか)
その近くに展示してあった来歴も忘れたけど、それくらい凄い彫刻。
特にエクウスの彫刻は最高でしょ。
本当に生きているみたいだし、呼吸音も聞こえてきます。
しかしガイドの女性は、神々の中でも一番左に映っている、
腹筋ワレワレ「ヘラクレス」のファンだって…絶対、馬の勝ちだと思う。
一番人気のコーナーは、古代エジプト展。
日本でも古代エジプト展といえば行列は当たり前ですが、ここロンドンでも凄い。
ご存じの通り、ここはミイラのオンパレードです。
大人は勿論、子供のミイラ、猫のミイラと続きますが、
どうしてミイラのように身体を保つことをしったのかというと…
大英博物館のアイドル「ジンジャー」が教えてくれます。
この「ジンジャー」というニックネームは頭部に赤い髪の毛が残っていたから。
そして、男性か女性か?というと、
確かに付いていました…ミイラ化しているので小っちゃかったですが男性です。
このような形で発見されました。
下の写真にあるような砂漠で死亡した「ジンジャー」は埋葬されます。
少しだけ穴を掘って、そこに「ジンジャー」を横たえ、上から砂をかけるように。
暑い砂はあっという間に身体の水分を奪い去ります。
それが、彼です。
これがミイラ化の大きなヒントになったと言われています。
簡単にいうと偶然から生じたものでしょうが、それが後々大きなことになりました。
上の写真は、エジプトで崇められている「フンコロガシ」です。
エジプトでは「スカラベ」と云い神でありました。
「聖なる虫」であり「再生の象徴」「不死のシンボル」です。
丸めたフンはあたかも太陽のようであり、太陽の神のお使いと思われたらしい。
所変われば…で、日本ではとても考えられません。
そういえば太陽は悪者だし、月は善人だし、日本とはちと違いますね。
ところで、イギリスの方はコフィンとキャスケットは違うといいます。
コフィンはイギリス生まれで(本当かどうかは不明)、吸血鬼ドラキュラの棺を思い出してください。
肩の部分が広くて、足先に向かって細く作ってあります。
これがコフィンタイプの棺だというのです。
一方、日本の棺はアメリカの影響もあってキャスケットタイプだと言っていました。
長方形の棺の事です。
真偽のほどはあやふやですけど、そのように書いてある文章もありました。
道路標識、これも特徴がありました。
「LOOK LEFT」「LOOK RIGHT」と態々書いてあるのですが、
まあ親切と云えばそうなのかもしれませんが…
どう思います?
道路の横断なら、アビーロードスタジオとその前の横断歩道でしょ。
スタジオの門には、ビートルズファンの落書きだらけ。
それからチェルシーのスタジアムにも少しだけ足を延ばしました。
野球場より大きいわ。(畜生)
オフィシャルショップでお土産を購入。
大して好きでもないのに、つい買ってしまうのは何故でしょう。
イギリスと云えば、「ブラックキャブ」に乗らなきゃね。
「イエローキャブ」がニューヨークなら、ロンドンは「ブラックキャブ」。
ロンドンは渋滞のため、CITYと呼ばれるエリアに入るためには通行税が掛かるのです。
確かブラックキャブの運転手になるには、相当な難関を潜りぬけると聞いた。
筆記試験と口頭試験があり、筆記の問題はロンドンの地理の知識が求められ、
全てのルートの住所、道路の名前、名所、劇場、病院、警察署、学校、映画館、公園…
およそ乗客が利用するだろう場所を暗記していなければならない。
そして筆記試験…とにかく合格率は30パーセント程度らしい。
ロンドンの有名デパート「HARRODES」(ハロッズ)です。
フォートナム・メイソンの紅茶を買った帰りに乗車しました。
ブラックキャブの隣の写真は、テムズ川を掃除していました。
というわけで、まだまだ足りない部分もありますが、
視察研修に関しては別件で提出してありますので、被らないようにレポートしました。
以上、フランス編にいきましょう。