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2012年12月13日

フランス視察余談① (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ビックベンの鐘が毎日正午に奏でられる。
これは、日本の学校でお馴染みの「チャイム」の基になったとされる。
曲名は「ウェストミンスターの鐘」という。
そのままやないかいっ!


その鐘の音にサヨナラを告げて、ロンドンのセント・パンクラス駅からパリへ。
楽しみにしていたユーロスターに乗り込んだ。
ユーロスターは1994年に開業しているので、私が学生の頃には存在しなかった。
名前だけは聞いていたが、まさか自分が乗車するとは夢にも思わない。
列車はドーバー海峡をトンネルで通過し、フランスやベルギーに到着する。
イギリス・フランス・ベルギーの3か国で共同開発されたのである。
私が向かったパリ北駅まで所要時間は2時間15分だ。
しかし時差が1時間あり、時計の針は3時間15分進ませる。
列車で国境を超えるのも初めてだしワクワクする。
学生の頃、他県との県境に切ると「はい、ここから○○県~」とか、
「はい戻った、ここは○○県~」とかふざけていた感覚が蘇って楽しい。

ロンドンやパリの夏は、夜の9時から10時位まで明るい。
ということは、冬場は早く暗くなる。
何故なら、ロンドンやパリは北緯50度にあり…東京は北緯36度、ニューヨークは
北緯42度で青森と同程度…地球の地軸の関係でどうしてもそうなるのだ。
これが高緯度の特徴である。

列車の中は、ハッキリいって最悪である。
通路も座席も狭い。
車内販売がないなんて、日本ではとても考えられないし、許せない。
俺なんか勝手にパリジェンヌが車内販売しているのを想像して、
ワインなんか持って「ウィ♡」なんて言われたら、
「ウィ♡ウィ♡」買っちゃうもんね…そんな想像も台無しかよ。
それから、座席が回らないから不便極まりない。
荷物を載せるスペースがやや小さく、とても入りきらない。
日本の新幹線が、いかに親切であるかが良く分かる。
外国には日本人の持っている接客サービスの感覚は存在しないのだ。
お客様に気持ち良く過ごしていただこうなんて、考えたこともないのだろうか。
有料のサービスでさえ、大したこともないのに…民族の違いだからね我慢しよう。

パリに入った。
明日から11月、秋の雰囲気を。

大人の感じだね。
この映像の間違い…パリには赤い枯葉は滅多にありません。
ロンドンもパリも紅葉はなく、黄葉(おうよう)しかありません。

パリ市民は日本通らしい。
アニメも食事も映画も…あらゆるカルチャーが受け入れられているという。
そして我々もそろそろ日本食が恋しくなる頃だ。
ということで、日本食が出ました。

しかもビールはアサヒです。(私はギネスの方が良かったが…)
それにしても不思議と美味い…海外で食べると特にそう感じるのでしょう。
この近所は、日本食のレストラン街でした。
ラーメン屋や寿司屋、それにたこ焼きなんかもありました。

では、いよいよフランス視察の余談です…明日から。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年12月13日 08:30

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