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2012年12月28日

今年1年を振り返って・・・(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

長い1年でした。
「脊柱管狭窄症」という病に悩まされて2年ほどが経ちました。
今年は春頃から、ひどい時は20~30mも歩けば、
もう痛くて座りこんでしまうくらい悪くなっていました。
仕事の時にはブロック注射をして、ダマシ、ダマシ動いていました。
ブロック注射も私の場合は、「出張の前々日位に注射をすると、
1~2泊程度なら出張から帰って来るまで大丈夫」という状態で、
研修会当日は、さらに痛み止めを服用しながら
腰痛ベルトを肌身離さず身につけて動いていました。

ブロック注射は、痛みを取るだけのために専門病院に通いました。
そこは大きな部屋に30床ほどのベッドが並んでいて、
麻酔医である院長先生が手術着のような格好をして、
患者に次々に注射をして行くという専門クリニックです。
私の場合のブロック注射は、背骨にある神経伝導路に局所麻酔剤を注入して、
痛みの伝達を止め(ブロックする)血流を良くし、
筋肉の緊張を緩めるというものです。
硬膜外ブロック注射が中心ですが、それでもひどく痛いことが続いて、
1度だけ手術室のような場所で神経根ブロック注射もしました。
(一歩間違えれば・・・と思うと怖かったです・・・)
そのクリニックに行き始めて「世の中には、痛みを抱えた人がたくさんいて、
人知れず戦っているのだなあ・・・」と思いました。
私のように腰痛の人も多くいましたが、
癌のような重篤な痛みと戦っている方のお話も時々耳に入りました。
体が痛いと、気持までが憂鬱になります。
でも仕事には穴をあけられないので、
家族にも支えてもらいながら必死で頑張りました。

そもそも「脊柱管狭窄症」の原因は、
過度の疲労、ストレス、運動不足、加齢などがあがるそうです。
私の場合、数年にわたった父や姑の介護や年相応の体の変化も
大きな要因だと言われました。
整形外科医は「手術をした方がいい」と言いましたが、
私の周りに手術をして良くなった人は一人もいなくて、
どうしても手術には踏み切れませんでした。

この腰痛を治すために私が頑張ったのが、ヨガとストレッチです。
ヨガは呼吸法も一緒に行うので、ストレス発散にもつながりました。
特にストレッチは、色々なものを取り寄せました。
その中でも「ストレッチベンチ」という専門的な器具は「スゴイ」です。

ちょっと大きくて邪魔ですが、今や我が家では家族みんなが
このストレッチベンチに乗って、体調管理をしています。
これに座るだけで、足腰の筋肉が「ムギュウ~」と伸ばされます。
特に足の裏側の筋肉は気持ちがいい位に伸ばされます。
腰痛が2年越しでどんどん悪くなって
「マジに、治さないと・・・」と本気になり、このベンチに
「ダメ元」で乗り続けて2か月ほどした頃に、急に歩行が楽になりました。
ベンチに乗って背筋や足の筋肉を伸ばす内に、
何かが数ミリ以下の単位で伸びて行ったような気がします。
神経が触っていたところが当たらなくなって、
楽に歩けるようになったのではないかと、素人ながらにも実感します。
お陰さまで、「講師業も続けられない・・・」と思っていたくらい
辛かった腰痛は、徐々に快方に向かっています。
私の腰痛騒動では、多くの方々にご迷惑をおかけしました。
この場を借りてお詫び申し上げます。
「ご心配をおかけいたしまして、本当に申し訳ありませんでした。
もう大丈夫です!」

今年、体は最悪でしたが、なぜか頭の方はとてもクリアで、
葬儀の接遇研修会に関するヒラメキが多くあった年でもありました。
出会った多くの皆さんに導いていただき心から感謝いたします。
来年はそれらを形にするべく益々精進して参ります。
今後共よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年12月28日 08:12

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