その観点で、最近のお気に入り!?の弔辞は、
中村勘三郎さんの葬儀の時の、野田秀樹氏の弔辞です。
参照:野田秀樹さん弔辞全文
演劇的で、実に野田秀樹氏らしい弔辞で、私は好きです。
ユーチューブを探しても動画は見つかりませんでしたが、
我が家ではHDDレコーダーに保存しており、時折私は見直しております。
最後、
「どうか、どうか安らかなんかに眠ってくれるな。
この世のどこかをせかせかと、まだうろうろしていてくれ。」
ですからね。
傍で聞いていた導師達はどう思って聞いていたのだろうと思うと、
目頭が熱くなります。
仏式葬儀に限った事ではないですが、「忌み言葉」を気にするようになると、
故人に手向けたい本当の言葉、表現、愛情は阻害されることでしょう。
少なくとも表現は狭まります。
また、弔辞を考える際、差し障る言葉があってはならないと、
定型的の文章に落ち着いていくことが増えるかもしれません。
言い方が悪いでしょうが、このような風潮は葬儀を形骸化させ、
「つまらない」ものにしていると思う訳です。
弊社司会研修でも、昨年度のベーシックの資料では、
忌み言葉について追求している資料を配布しています。
単に忌み言葉の実例を載せるだけでなく、
忌み言葉の方向性や考え方・・・等にも言及しています。
そもそも葬儀そのものが忌みの塊ですし、
葬儀司会は一般的な忌み言葉を数多く使わなければ成立しません。
それでも、喪主や会葬者を配慮し、できる限り避けるのが普通です。
また忌み言葉だけでなく、葬儀司会者は、喪主や会葬者にとって、
状況に応じた言葉の使い分けが求められます。
単に忌み言葉だから避ける、という発想だけでは不十分です。
忌み言葉でなくても遠慮すべき言葉や表現は状況に応じて在りますし、
そこに気付いていく姿勢が大切・・・ということと私は理解しております。
・・・と、いつの間にか宣伝になってしまいました。
こういう流れこそMyタブーにしなければならないと思いつつ、
最後は宣伝の詳細です。
○葬祭セレモニー司会術[ベーシック講座](第48回) 詳細情報
本講座は、葬儀司会の初心者から指導担当者、専門の司会業者まで、
すべての葬儀施行実務担当者の方々を対象に、葬儀司会における聞きやすく、
クセのない「進行アナウンス」と「弔電」表現について、巧拙の違いと習得方法を
実践的かつ体系的に学ぶ『総合葬儀司会講座』の第1ステップです。
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これまでの講座では、クセの少ないキャリアの浅い方が講座中から急速に上達するケースが多くありました。もちろんベテランの方にも、ご自身の振り返りやマンネリ打破、部下育成時の指導ポイント把握の場として、本講座の活用をお奨めします。 |
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講座開始(1997年)から16年。伝えるべき原理原則は守りつつ、受講者の要望を取り入れ、成長を促す内容になっています。すでに受講された方も、復習のために、または貴社の新しいスタッフの派遣をご検討いただければ幸いです。
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●「家族葬」や「無宗教」の対応力も身につく!
顧客目線でのアドバイス、また「やさしく」「シンプルに」など、高度化する司会者へのリクエストに応えるための知識と表現の基礎力を養成します。 |
開催日時 :2013年3月12日(火・友引) 9:30~17:00
会場 :飯田橋レインボービル 会議室
東京都新宿区市谷船河原町11
TEL.03-3260-4791
定員 :24名(先着順)
参加費 :39,900円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,900円含む)
※昼食代、テキスト代含む
お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより