ＭＣプロデュース

さて、この型に出てくる「H」や「N」って何ぞや？と思ったので少し調べました。
化学なら水素？窒素？と想像するのですが・・・。
調べてみると、インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の「型」があって、
A型の下層はさらに分類されて「亜型」があります。
ウィルスの絵を描いてみます。

まず、A型、B型、C型は、ウィルス【 内側 】のタンパク質の抗原性によって分類されます。
（絵の紫色部分によって分類されるのですね）
そして、H7N9型やH5N1型などの亜型は、
ウィルス【 外側 】の抗原性糖タンパク質や酵素の組み合わせによって分類されます。
（絵の緑色部分によって分類されるのですね）
亜型の組み合わせは、16種類の「ヘマグルチニン（hemagglutinin）」と
9種類の「ノイラミニダーゼ（neuraminidase）」からなり、
その組み合わせによって【 H7N9型 】や【 H5N1型 】などと表記されます。

尚、インフルエンザの治療薬として有名な「タミフル」は、
「ノイラミニダーゼ」の働きを阻害するようです。

インフルエンザの歴史を見てみると、
1918年に流行した死者5,000万人とも言われる「スペインかぜ」は、
A型インフルエンザのH1N1型です。パンデミックは恐ろしいですね。
2005年に62人が死亡した「鳥インフルエンザ」は、前述の通りH5N1型。
二類感染症に指定されています。
その他、一般的に「インフルエンザ」として知られているのは、
「A香港型」のH3N2型、H1N2型、H2N2型、「Aソ連型」のH1N1型。
（H1N1型といっても、さらに細かな変異によって抗原性や宿主が異なるそうです）

・・・大まかに理解できたような、できていないような。
また改めて、詳細を調べてみようと思います。