ＭＣプロデュース

アクティブシニアをどう新規ビジネスに繋げるか。
積極的に葬儀に関心を寄せるシニア層がいるのであれば、
プラスでの商機を考えておく必要もあるでしょう。
以前も書きましたが、
終活は亡くなる本人をサービス対象として考えることができる点が特徴的です。
一般的な葬儀は、あくまで喪主や遺族（会葬者）がサービスの対象。
サービスの対価は、喪主・遺族が支払います。
一方、終活は自分の葬儀を考えている本人から料金を徴収できる可能性があります。

現状の葬儀サービスを、無理やり、
「本人（故人）向け」にできないか考えてみます。
・【祭壇】
　本人がどういう祭壇にして欲しいかという希望は聞ける。
　しかし、遺言で葬儀の内容を指定できない法律規定があるように、
　最終的には遺族（喪主）が判断することになる。
　希望の相談には乗れるが、終活で強い営業は難しいか。
・【遺影写真】
　死後に遺族宅に残るものだから遺族の判断もあるだろう。
　ただ、本人が生前にキチンとした遺影写真を作っておきたい層はいる。
　生前に遺影写真を作る事業も既にある。終活で営業がしやすい部類か。
・【会葬礼状】
　会葬礼状は、遺族が会葬者に御礼を述べる側面がある。
　一方で、最近は会葬礼状の個人化が進み、故人の人柄やエピソードを
　紹介する「オリジナル会葬礼状」も増えている。
　この傾向を汲んで「生前に自分で会葬礼状の文面を書いておく」
　「故人が会葬者に御礼する」という形のオリジナル会葬御礼は考えられないか。
　金子哲雄氏が自分で生前に会葬礼状を書いた前例もある。
　終活でも営業しやすいだろう。ただ、どうやってマネタイズするか。
　囲い込みツールとしては面白いかもしれない。
・【ビデオ】
　これは遺影写真と似ている。構成を考えれば終活で営業しやすい部類だろう。

などなど。
現在の葬儀サービスの中で、終活で営業できそうなものがあるかどうか。
サービス細かく切り分けて考えると、普段と違う視点で見えてくるかもしれません。
（葬儀一式という発想からは、抜けないといけませんね）

巷の終活では「入棺体験」が流行っているようです。
あれは「棺」の営業に繋がっているのでしょうかね！？
きっと、単なる興味本位に沿っているだけだろうと思いますが、
それにだけ付きあっていると、痛い目を見るかもしれません。

終活では、葬儀社からも葬儀の本質的な価値を追求して、
積極的に提示・提案していく姿勢が必要だと思われます。
シニアが葬儀を知りたいと言うのは、
葬儀サービスの要不要を選別したいことの裏返しでもあるでしょう。
チャンスでもあり、ピンチでもある、ということです。

寧ろ、ピンチの方が色濃いかもしれません。
以前は、地域で近所の人が亡くなった葬儀を手伝ったりしながら、
「葬儀とはこういうもんだ」ということを知ってきた。
それが今、地域の繋がりは薄れ、葬儀を知る機会が減った。
核家族化が進んでいる都市部は尚更でしょう。
これは、現代の多くの葬儀ビジネスモデルにとって「マイナス」です。
葬儀サービスを目の当たりにする広告機会が減るのですから。
そのマイナスを補完する意味でも、「終活」を上手く利用したいものです。

以下、冒頭の結論の繰り返し。
終活は相談テクニックも重要ですが、
それよりも提供する葬儀サービスを磨いているかどうか。
大元となる葬儀サービスの価値を高めているかどうか。
葬儀司会も同じです。
大元の「自分の声」を磨くことが、重要です。
・・・とはいえ、テクニックも大切だよね！ということで、司会研修の宣伝です！！

今春3度目の司会研修開催ということで、
現状、参加者が控えめだと、主催者から聞いております。
これは、受講生にとって発表機会が多いという、
司会技術向上を図りたい方にとって又とない機会でございます。
ご関心のある方は、ぜひご受講をご検討ください。

【5月8日開催！】
○葬祭セレモニー司会術［ベーシック講座］（第50回） 詳細情報

本講座は、葬儀司会の初心者から指導担当者、専門の司会業者まで、
すべての葬儀施行実務担当者の方々を対象に、葬儀司会における聞きやすく、
クセのない「進行アナウンス」と「弔電」表現について、巧拙の違いと習得方法を
実践的かつ体系的に学ぶ『総合葬儀司会講座』の第1ステップです。

●葬儀司会経験の浅い方の受講がお奨め
これまでの講座では、クセの少ないキャリアの浅い方が、
講座中から急速に上達するケースが多くありました。
もちろんベテランの方にも、ご自身の振り返りやマンネリ打破、
部下育成時の指導ポイント把握の場として、本講座の活用をお奨めします。

●16年間の蓄積を凝縮した講座内容
講座開始（1997年）から16年。伝えるべき原理原則は守りつつ、
受講者の要望を取り入れ、成長を促す内容になっています。
すでに受講された方も、復習のために、または貴社の新しいスタッフの派遣を
ご検討いただければ幸いです。

●「家族葬」や「無宗教」の対応力も身につ！
顧客目線でのアドバイス、また「やさしく」「シンプルに」など、
高度化する司会者へのリクエストに応えるための
知識と表現の基礎力を養成します。

【開催概要】
開催日時　：2013年5月8日（水・友引前）　9:30～17:00
会場　　　：飯田橋レインボービル　会議室
　　　　　　東京都新宿区市谷船河原町11
　　　　　　TEL.03-3260-4791
定員　　　：24名（先着順）
参加費　　：39,900円（１名様につき）
　　　　　　（消費税および地方消費税 1,900円含む）
　※昼食代、テキスト代含む

お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより

【5月9日開催！】
葬祭セレモニー司会術【キャリアアップ講座】 実践編
≪葬儀「司会表現」徹底マイクトレーニング講座≫　詳細情報

【ご案内】
葬祭セレモニー司会術セミナーは、これまで16年間で延べ70回開催された、
葬儀司会における巧拙の違いと習得方法を実践的かつ体系的に学ぶ
『総合葬儀司会講座』です。第1ステップのベーシック講座では、
基本理論の理解と表現スキルのトレーニングを行ないます。
第2ステップの本講座では、宗教儀礼とナレーション、
そして司会表現テクニック徹底習得に取り組み、聞きやすく、場にふさわしい
「進行アナウンス」「弔電」「葬儀ナレーション」表現の習得・実力アップを実現します。

2日間続けて受講すれば、
葬儀司会者に求められるスキルの全体像を網羅することができます。
短期集中で技術向上したい方、早期の司会デビューを期待されている方、
井手講師の更なる指導を希望する方、受講後の職場実践の中で、
キャリアを重ねマンネリ化に不安をお感じの方、改めて講座を学び、
後輩指導に役立てたい方、悩みを解消したい方など、ご参加をお待ちしています！

【前回受講者の声（受講後のアンケートより）】
●先生からのご指摘のたびに発見があります。「声」より「耳」が鍛えられたような感じです。
　楽しかった！
●数年前の受講よりレベルアップが図れているとの言葉をいただき嬉しかったです。
　後輩の指導に自信を持って臨みたいと思います。日々努力を怠らないように！
●他の方の司会を聞く機会があまりないので、今回、皆さんの話し方を聞けたり、
　自分の欠点を指摘いただいたりして、新たな気付きがたくさんありました。
●長文に対し区切りが多いクセを直すようにしていきたい。
　ここまでできていなかったんだと痛感しました。
●日頃忘れているチェックポイントを改めて見直しできました。発声法、「間」のとり方、
　切りきらず、高低・強弱・速度の変化の組合せなど、自分の感性を磨く努力をいたします。
　力まず語りかけるように、気をつけます。
●レベルが高く、ついていくのに精いっぱいだった。一日があっという間に過ぎた。
●少人数で集中できました。有難うございました。

【開催概要】
開催日時　：2013年5月9日（木・友引）　9:30～17:00
会場　　　：飯田橋レインボービル　会議室
　　　　　　東京都新宿区市谷船河原町11
　　　　　　TEL.03-3260-4761
定員　　　：18名（先着順）
参加費　　：42,000円（１名様につき）
　　　　　　（消費税および地方消費税 1,900円含む）
　※昼食代、テキスト代含む

お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより