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2013年05月07日

インド3 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

…明朝、やはり朝からカレー三昧。
今日は、世界遺産フマユーン廟からスタートだ。
ムガール朝第2代皇帝フマユーンの霊廟で、ペルシア出身の妃ハージー・ベーガムが、
指示して造営されたもの…アグラのタージ・マハルの原型となった霊廟である。
ペルシアとインドの建築が融合したムガール時代の霊廟スタイル。
デリーに数多く残るムガール時代の建築の内、完成度は随一と云われる。
残念ながら屋根が改修中だったが、赤砂岩と大理石を使った見事な外壁は素晴らしい。
柔らかなアーチを描くドーム、中央にはフマユーンの柩、そしてチャールス・バーグ。
チャールス・バーグとは、四分庭園と訳され、ペルシアが起源の正方形の庭。
中央の霊廟を囲むように、水路や緑が配置された左右対称の庭の事。
建物自体も完全な点対称であるが、これもペルシアの古典的な構造らしい。

 

中に入ってみると、ん~臭い。
鳥の糞がそのまま放置されているのか、鼻がひん曲がりそう。
そう云えば、野良犬も野良牛も猿も居たから…あまり清潔ではないだろう。
しかも暑い…30数度は確実にある。
さっき道端でカレーを食ってたオヤジがいた…逞しい。
もう朝から汗びっしょりだぜ。

インドには、野良牛、野良犬、野良猫、野良猿などがウジャウジャ。
道路で寝そべる牛には参った。
そんな中、観光客用に象やラクダを使った乗り物が多い。
このラクダ乗ったけど…かなり臭かった。


映像のリンク:http://youtu.be/kyuAbOz2zwM

次はインド門へ向かう。
インド門はパリの凱旋門を基に設計され、第一次世界大戦で戦死した
イギリス領インド帝国の兵士約8万5千人を追悼するために建造された高さ42mの門。
バスが到着すると、物売りの子供らがバスの出口に群がる。
あどけない女の子たち…買ってあげたいけど、心を鬼にする。

 

遺跡から次の遺跡へと移動中、街並みを眺めるのが楽しみだが、驚くのは街の交通事情。
デリーのような都市では、メーター式のタクシーもあるらしいのだが、
圧倒的に多いのは「リクシャー」と呼ばれる人力(自転車)によるものか、
または「オートリクシャー」という三輪車のようなものだろう。
行先と値段の交渉があって乗り込むようなものだが、その乗り方が凄まじい。

  
(ハンドルは自転車のようだ)

インドでは毎日、一台の車に何人乗れるかを競い合う試合をしているようだ。
三輪のタクシーでは、運転手の左右に一人ずつ乗るのは最低で、
ひどい時には左右に二人。後部座席には最高で五人。
奇跡のような現象をこうも沢山見れるとは。
また、一台のバイクに家族全員が乗るのは当然なので、
例えば5人でバイクに跨がるなんて普通なのだ。

ここからは私の見解だが、恐らくヨガを学ぶ理由の一つが、
車やバイクの乗り競争に勝って、いずれは圧倒的な人口を背景に
オリンピック競技にゴリ押しさせ、金メダルを確実に奪取するためだろう。
(そんなわけないかっ!)

続きは明日。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2013年05月07日 08:30

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