我が家の息子たちも通って来た道です。こういう躾のような話を母親から改めて聞くのは恥ずかしいらしく、
息子たちの中学生当時は、まったくアドバイスさせてもらえませんでした・・・。
しかしそんな息子達も、その後のアルバイト面接や就職活動では、私の面接対策に耳を貸しました。
切羽つまって必死になると、人間は変わります。
講師として3年目になるこの「中学生マナー講座」を私はとても大切にしています。
今回は「高校訪問のマナー講座」ですが、それはそのままこれから世の中を生きて行くための、
大切な知識になります。
今、出来る出来ないに関わらず、早い時期から世の中のルールを知っておくことは大切です。
具体的には、3年生たちが到着した訪問校先の最寄り駅で、
高校の先生が様子を見ていることもあり、そこから面接がはじまることを伝えました。
高校に着く前に携帯電話の電源を切ること、着いたら大きな声で元気よく、
できれば笑顔を添えて「○○中学校の○○です。学校訪問に参りました。よろしくお願いします」と
挨拶すること、お借りしたスリッパの床への置き方、履き方、歩き方、教室への入り方、
椅子への座り方、荷物を置く場所、話の聞き方、返事の仕方・・・。「起立、礼、着席」の練習も繰り返しました。
立った時、座った時に一瞬でもジッとしていられない子供がいます。
返事を「はい!」と大きな声で言えない子供もいます。(返事は、最近の大人にも出来ない人が多い・・・)
これらは、普段から担任など教師たちが注意をしていないことが大きな問題です。
毎年、先生たちにも「教師のマナー講座」の必要性を感じます。
1時間ずつ全クラスで、マナーのひとつひとつを具体的に説明して、ロールプレイング実践をしました。
毎年、3年生全員からお礼の手紙をもらいます。
「今回のマナー講習は学校説明会のものということで、非常に参考になりました。
来客の方にも笑顔で挨拶できるように努力したいと思いました。
声のトーンを変えることなどのお話もとても興味深かったです。いろいろな場面で使えるので今日から使っていきます」
などなど、毎年、中学生なりに心に響いてくれるようです。
頑張れ受験生!