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2013年09月24日

東日本大震災から2年6カ月が経ちました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

9月11日、東日本大震災から2年6カ月が経ちました。
津波の壊滅的な被害と、東京電力福島第一原発の事故で、
今なお福島県民は、14万6804人の方が、県内外で避難生活を強いられています。
まだまだ本当の復興は先の先です。
今この時にも、大変な思いをしている方々が多くいらっしゃることを私たちは忘れてはいけません。

埼玉県加須市にある旧騎西高校には、震災当時、福島第一原発がある双葉町民の多くが
避難していました。旧騎西高校内にあった町役場が、いわき市に移転したと同時に
町民の方々も少しずつ減って、今では100人位の方々が住んでいるそうです。
私は、旧騎西高校にこれまでにも数回「歌の会」のボランティアで伺って来ました。
その1か月に1回の歌の会も「そろそろ終了させて欲しい」と、双葉町からの通告がありました。
町役場移転と共にこの避難所も縮小して行くのだそうです。
ボランティア最後になったこの日は、集まってくださった皆さんと一緒に歌いたいと思い、
なつかしい歌の楽譜をたくさん揃えました。この最終回は、これまでも一緒に活動して来た
ボランティアたちが大いに盛り上げてくれました。
私も「どこかで、頑張って欲しい」という気持ちを込めて、キーボードを弾き、歌いました。



「頑張って!」と言っても、もう十分に皆さんは頑張っていらっしゃいます。
ふるさとを離れて、未だ6900人余りの双葉町民が福島県内外に避難しているそうです。
避難生活長期化での体調の悪化や精神的な苦痛は計り知れません。
旧騎西高校から他に行き場の無い方々(特に、お年寄り)は、どうなって行くのか、とても心配です。


2020年東京オリンピック開催が決まりました。
東京の街もこれからの7年間様々に変化して行くのだと思います。
でもそれと同じ位の熱い思いを被災地に福島に避難している皆さんに送り続けたいと、
私は思っています。

「歌の会」最後には、「高原列車は行く」と「りんごの歌」を声高らかに歌って散会しました。

いつの日か、皆さん全員がふるさとに戻れるよう念じています。
皆さんお元気で、又、お会いしましょう!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2013年09月24日 08:30

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