アメリカではエレベーター、イギリスではリフトというが、
ご存知のように、人や物を垂直に移動させる箱型の昇降機である。
嘗ての日本は、小洒落た建物には付き物みたいな感じで
どこでも見かけたエレベーターガールという職業。
(海外では今まで見たことがない)
しかし、バブル崩壊後は過剰サービスとの批判を浴び、
いつのまにか衰退していった。
「お・も・て・な・し」の国でオリンピックを開催するからには、
「も・し・か・し・て」復活もあるのだろうか。
私は大賛成である。
そしてエスカレーターは、建物の各階を移動する目的で利用される階段上の輸送機器。
要するに、[箱]か[階段]かの違い…単純にそう思っていた、今日までは。
皆さん、エレベーターで斜めに移動したことありますか?
エスカレーターじゃないからね、階段式のものではありません。
箱型のエレベーターなのに、Gが斜めに掛かるのです。
どう考えても「あ・ぶ・な・い」ですよね。
(おもてなしをしない、ということなのです…いや、ちょっとしたスリルかも)
それを私は唐津城で体験しました。
重力が斜め45度に掛かるなんて、そもそもそんな経験がないから
何かに掴まっていないと…とても耐えられません。
最初に「ガタン」と動き出す瞬間は特にです。
身体が、まず絶対に動きます。
というか、年寄りはまず「こけそう」になります。
私も年寄りでした。
外が全く見えないので危ないです。
安全上やむおえず急停止することがあったら、絶対に倒れます。
231段の階段を登るのが億劫だったばかりに、これは珍しい体験が出来ました。
因みに、知っているとは思いますが、これが一般的なエスカレーター。
羽田空港です。
ではまた。