加入した当時は「葬儀費用」というより、「備え」ぐらいにしか
思っていませんでしたが、今となれば、
いざという時に連絡出来る場所があるというのは心強いものです。
備えあれば憂いなし。
母になんとなく歳を感じてきた今日この頃。
やはり考えておかなければならいことだと考えています。
私の母は少し変わっています。
少なくとも子育てにおいては。
母は私が幼い頃から「お互いひとりの人間」という考えでいたらしいです。
そのせいか、「学校に行きなさい」「勉強しなさい」と
親らしい事を言われた記憶はないです。
いつも「自分の事は自分で考えなさい」といった感じ。
たった一人で子供を育てる苦労も露知らず、
『理想の優しいお母さん』を望む幼い頃の私には理解できず、
育児放棄されていたとずっと思ってきましたし、
淋しさのあまりひどく反抗した時期もありました。
でも私も一丁前に人の親になり、母と当時のことを語り合い、
ようやく母の想いに気づくことができました。
本当はいつだって心配し、見守ってくれていたことを。
中学から高校生あたりの時期。
夜の外出も増え、しばらく母と会わない日が続くこともしばしば・・・
それでも電話が来たり、顔を合わした時に怒られたりすることも無く、
「あの頃全然心配とかしてなかったの？」と聞いてみると、
「だってあんたのことずっと信じてたから」とさらりと言い放ったのです。
それが母の子育てだったのかもしれません。
その一言で幼少期の寂しかった記憶も吹き飛びました。
なんかうまく誤魔化された気もしなくはないですが(笑)
住まいは別ですが週に1、2回はアポ無しで来てはご飯を一緒に食べています。
愛息子（孫）がよほど可愛いらしく、よく可愛がってくれているし、
一緒に温泉や旅行に行ったりと今ではお互いに一番気が置けない人物です。
まだまだ長生きしてもらって、感謝を伝えていけたらいいな…と思います。
いつ訪れるかわからないその時に、後悔しないように。
