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2013年12月12日

新潟県燕三条での二日連続の葬儀司会研修を負えて(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

「7時36分、だったら1時間半は呑めるぞ、じゃ集合!」と声を掛けられた。
呑んだ!
美味しいお酒だった。


私の新幹線の乗車時刻が午後7時36分と知るや否や、
速攻で燕三条駅近くの知り合いの店を押さえて、2台の車で向かう。
美味しいお酒や食い物に相当こだわる人だが、同じくらい葬儀のことも考えた方。
定年で職を去るのは、本当に残念だ。

この会社にお世話になって、
というか呼んでいただくようになって何年になるだろうか。
そして、かれこれ何回?司会研修に来たことになるのだろう。
現在の事務所に移転する以前からのお付き合いだから…
相当な回数になるな…間違いない。

今回、入社5~6年目のメンバーを中心に構成して、
更なる葬儀司会のクオリティアップを目指して欲しい…ということなのだが。
どこまでやれば気が済むのだろう。
もう相当巧い司会者がゴロゴロいるぞ。
それを更にアップと云われても…どうしよう?

取り敢えず過去の復習をして、一般に弱点と云われている処から攻めてみよう。
そして、どんな些細なミスでも、ここぞとばかりに指摘しよう。
だって更にクオリティを上げる為に呼ばれているんだからさ、より完璧を目指します。
プロを相手にトレーニング指導するには、私自身がレッスンプロになるしかない。

 

発声練習にしても、過去にはやったことのないバージョンを出してみた。
一息で最後まで読み通す文章も最新・最強のパターンでトライ。
低音、中音、高音の3種類の音を意識して、更に分けて読ませたりもした。
二日目の朗読は全てのパターンを全員に読ませ、
何故そこで切るのかを質問したり、語尾は誰に掛かっているのかとか、
それはもう完璧を目指しつつ、徹底的に鍛えたつもりだ。

疲れた。
私は聴くだけで、へこたれた。
そして課題のナレーションは、徹底的に長文の読み比べをさせ、
それぞれの個性や技術に関するコメントさえも求めた。
「○○審査委員長は、今のナレについてコメントしてください」
と、受講生がいきなり審査委員長になったりした。(笑)
深い知識・造詣が足りないとトンチンカンな意見になってしまう。
「聞く」と「聴く」の違い、プロとしてキチンと聴けるかを試験した。
フーっ、二日間みっちり学んでいただきました。

そして、呑んだ!
美味しいお酒だった。
佐渡の寒ブリと紅ズワイが絶品。
ご馳走様でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2013年12月12日 08:24

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