もう昼近いのに、それなりに混んでいた。
鳥居を潜る。
鳥居は、神域と人間が住む俗界を区画する結界だから、ここから神域に入るということ。
鳥居の数え方は「基」が基本で、1基、2基という。
そして一番外側を「一の鳥居」と云って、そこから内に順に数える。
参道のど真ん中は、正中と云って神様がお通りになる所だから鳥居の中央は避け、
左右どちらかの端を通らなければならない。
おーい、いつも思うんだけど、神様の通り道を皆で塞いで、
オマケに堂々と神様と正面切って対峙するなって…正月早々から。
でも、これが現実である。
そして神前に進み出て、お参りをする。
二礼・二拍手・一礼だ。
(この神社はそうなのです。出雲大社系は4拍手ですけど)
そういえば年末のTVでお賽銭に関する豆知識が紹介されていたっけ。
その中の一つに、「ご縁があるように」との願いを込めて
5円玉や50円玉などを入れるという話があったけれど、
神主さんの答えはあっさりと「昔は5円玉なんかありませんよ」と。
たかだか100年程度時代を遡って戻っただけで、大金ですぞ。
もっと遡れば、お金が違うし…あまり意味はないんだね。
で私は奮発して、外国のお金を投げいれようかとも思いましたが、千円。
これでも大奮発です。
今年は、何かいい事がありますように。