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2014年02月17日

司会研修【2】in青森 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今日は司会研修について。
司会基礎編が終了した後の徹底した実践ということだから、
「弔電」と「ナレーション」のマイク回しである。
基本の確認の上に、動詞を読んでからの表現や、文章を切る回数やら、
何かが違えば直ぐにストップさせられる。
だから20人近くが、何回も「弔電」と「ナレーション」をやるのは難しい。
それでも、課題の朗読は無理をしてでも全員にやらせている。
これを聞けば、その後の「弔電」と「ナレーション」の事が良く分かるからだ。
巧いねえ! お二人ほど…女優さんがいるみたい。
期待したい。

 

今回のテキストには、弔電が30作品入っている。
どの作品が誰に当たるか分からないので、常に緊張の連続だ。
マイクは1本を回すわけではなく、左右に1本ずつ置いてあるし、
必ず交互にやるわけでもないし、時には誰かを指名してやることもあるのだ。
何度も繰り返される人もいたが、総じてレベルは上がってきている。
かなり読めるようになった、という印象だ。
悪くない。

私は、一般的に葬儀社の読む弔電には満足していない。
内容が分かっているのだろうか。
表現が、その意味が、分かっているのだろうか。
例えば「…お悔やみを申し上げます」と「…驚愕致しております」を
同等に読む等という間違いを犯してはいないだろうか?
それは、「ただ読む」ということでしかないのだ。
詳細は、省く。

 

吃驚したのは、入社2年目の新人女性が素晴らしい。
放送部、劇団等で基礎が磨かれているから何でも理解が早い。
新入社員には是非、劇団員を一人…と言ったら怒られるだろうか。
その新人の「Iさん」と共に急速に力を付けたのが「Fさん」である。
花が開きそうな所にいたが、やっと大輪の花を咲かせた。
そして2人居るということは、実はとてつもなく大きなことで、
細胞分裂みたいに、近いうちに司会が巧い人が4人になるだろう。
それは、その後の8人に繋がるのだ。

10作品あるナレーションでも、この2人が引っ張ってくれた。
男女の違いや個性の違いは、あって当たり前。
無い方が可笑しい。
一人ひとりで、読み方が違っても大丈夫。
ただ、約束事がキチンと守られていれば問題はない。

うーん、7年程のお付き合い。
ここに呼んでいただいて5~6回になるだろう。
皆さん、かなり巧くなったなあ。

私の風邪っ引きの喉も、そろそろ声が枯れ始めてきました。
司会研修は間もなく終了です。
この後、雪の中を宴会が待ってまーす。

明日に続く。
「追記」
この時傷めた喉頭炎は、本来、無言を貫くべきだか、
ある事情があって必死に喋らなければならなかった。
そのお陰で、現在まだ声が出ません。
ご迷惑をお掛け致します。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2014年02月17日 08:30

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