弊社はセミナーの開催が多く、その度にBGMを使わざるを得ないのだが、
当初の5年間は、その使う楽曲で相当苦労した。
セミナーは営利目的だから音楽著作権に配慮しなければならない。
しかし、当時の私には曲がない。
持ち歌ではなく、「持ち曲」がないのである。(何のこっちゃ)
仕方がないので、宗教音楽やクラシックに頼っていた。
(厳密には、これも問題ありだが…)
余談だが、今でも司会講座で違法な音楽を掛けている講師は多いと聞く。
そこで、本格的にBGM制作に乗り出した。
片っ端から知り合いに楽曲作成をお願いしてみた。
子供のピアノの先生数人から、音楽をやっていた連中には余すところなく声をかけた。
今、215曲あるけど、使われていない…というか私の感性に合わないので
申し訳ないが没になった、つまり世に出なかった曲は枚挙に暇がない。
(因みに15曲はまだアップしていない)
葬祭業界も大きな変革の中で、一般の企業と同じく
コンプライアンス(法令順守)の問題や、特許権や商標権などの産業財産権と共に、
知的財産権…文化の発展を目的とし、音楽、絵画、小説、映画、コンピュータ・ プログラム
などの著作物を保護することを目的としている…と呼ばれる
音楽著作権について意識が高まりつつあるようだ。
もう数年前から、JASRAC(ジャスラック)が葬祭ホールの調査をしていることも
業界の意識変革に拍車をかけたのだろう。
ただ私が云うのもおかしいけれど、数十年前とは違って、
今の時代は、ジャスラックが全ての曲を管轄しているわけではない。
寧ろ、2000年を迎えた頃からヒットメーカー達のJASRAC離れは多いのではないか。
これも時代の変化ということか。
「音楽著作権管理事業を手掛ける主な団体・企業」
見ていただいてお気づきの事と思うが、JASRACは
色々と問題を孕みながらも1939年の設立以降、2000年頃までは独占である。
その流れが、今大きく変わっている…ということは分かるだろう。
これからは各企業が自ら楽曲制作をする時代になるだろう。
それが「当たり前だのクラッカー」になる。
白木実ではないが、FUNETは、そんな葬儀社を応援します。
そして葬儀に特化したBGMを提供しています。
よく意味の分からない宣伝でした。