「右」と「左」は、そもそも書き順が違う。
「ナ」の部分の書き順が逆なのだ。
「右」は「ノ」から書き、「左」は「―」から書く。
と、確かに学校ではそのように習った。
が、そもそも書き順って、強制すべきものなのだろうか。
単純に言えば、字が整って美しく書ければ良いのであろう。
極端に言って、どんなに書き順が正しくても、下手は下手である。
中国の書き順と違うとか、言いたいことは他にもあるが、
一番腹が立つのは、書き順の試験だ…どれほどの意味があるのか。
そうこうしているうちに、
素晴らしい解答が見つかりました。
「いわゆる「正しい筆順」の幻想」
リンク先のラストに書いてあります。
正しい筆順とは、
「正しい」という形容は、筆順には馴染みません。
私たちが「正しい筆順」と考えているのは、前掲の『筆順指導の手びき』という基準書に示された筆順ですが、同書では、あくまで指導上の配慮から基準として提示するにすぎないとの立場をとっています。しかし、この点についての理解が欠けて、基準としての筆順はいつしか「正しい筆順」として教育現場に浸透していきました。結果、記憶の正誤判断を強いるだけの筆順テストがまかり通るようになりました。
機能性を根拠とするという考え方が主流の今日においては、筆順を暗記させることよりも、文字を書く過程において、「整え易さ」等の機能的要素を子供たちに実感させることが肝要です。文字によっては、そう実感できる筆順が複数あっても不思議はないのです。
プロフィール
(まつもと・ひとし)
◇一九六四年生まれ 千葉県
◇千葉大学大学院教育学研究科修了
◇広島大学附属中・高等学校を経て、一九九五年より学校教育学部言語教育講座勤務。講師。
◇専門は書写・書道教育。広く文字・文字教育に関心を持っている。
良いですねえ。
私より年下なのに、適いません。
(当たり前だー!!)
因みに、漢字の筆順で面白い話はないかと探していたら、
こんな苦い話を見つけました。
リンクを貼らせていただきます。
「河野美代子のいろいろダイアリー」
明日は、綜合ユニコム様の【ベーシック講座】です。
頑張ります。