でもちゃんと観光をしたことは一度も無くて、
江の島の西側にある目的の岩屋までの道のりが、
こんなに面白いとは意外でした。
389mの弁天橋を歩いて渡り、ひと山越えるように、
これでもかという程の階段を登り、
ようやくたどり着いた稚児ヶ淵(ちごがふち)。
日頃運動不足の私は足がプルプルしていたけど、
一瞬にして忘れるような絶景。
「稚児ヶ淵」は隆起現象によって海面に現われた海蝕台地で、
幅約50mの岩場です。その名は、鎌倉相承院の稚児白菊が
この淵に投身したことに由来しています。
でもさすが神奈川県景勝50選にも選ばれている稚児ヶ淵。
足場の良い岩場から見る海は太陽の光を受けて本当に素敵でした。
磯遊びをしていたら、岩に打ちつける波で、
膝下はびしょびしょになっちゃいました(笑)
本来の目的だった「岩屋」は、波によって浸食されてできた洞窟で、
第一岩屋(奥行152m)と第二岩屋(奥行56m)の二つの洞窟から成り、
江の島弁財天信仰の発祥地と考えられています。
その昔、弘法大師や日蓮が修行したといわれ、1182年には、
源頼朝が奥州藤原秀衡征伐を祈願したそうです。
残念なことに、目的の岩屋は、改修工事で見学出来ず・・・
ならば何故、道中に予告を出してくれないの!!
と一瞬思いましたが、それも稚児ヶ淵の絶景で良しとしましょう。
Uターンの道のりでは、ヨーヨーパフォーマー金子隆也さんの
ショーが行われていたり、参道で蛤やイカ焼き、生しらすを食べたり・・・
気が付いたら空が夕陽に染まっていたので、
新江の島水族館前の砂浜で軽く遊んでの帰宅となりました。
今度は秋に行ってみたいな。