その夜、宿泊は駅前の公共施設、部屋は広く快適でした…がしかし、
深夜、ナンと、伊予灘を震源とするマグニチュード6、1の地震発生!
大田市は、震度4を観測して、深夜2時頃携帯の地震速報で起こされました。
ホテルの部屋も結構揺れて、起き上がっても歩けない位でした。
3・11の時、私は宮城県出張時にあの大きな地震に遭遇し、
「加藤の行く所に地震あり…」と言われているかも知れません。
出雲大社では春のような暖かさで、コートを脱いでいましたが、
この日のお天気は今にも雪が降りそうな寒さでした。
まずは朝のバスで、石見銀山世界遺産センターへと向かいました。
2007年世界遺産に登録され、世界的にも影響を与えた
銀山の歴史と技術が、とても分かりやすく紹介されていました。
そして今もそのままの街並みが残されていて、
ひと昔前に戻ったような錯覚を起こしました。
インターネットで調べながら、私が是非行ってみたいと思っていたのが、
唯一銀山の坑道が公開されていてその中を歩くことが出来る
「龍源治寺間歩(りゅうげんじまぶ)」でした。
龍源治間歩は、壁面に当時の「ノミ」の跡が残っていたり、
水を抜くために作られた100m程の「竪抗」を見ることが出来たり凄かったです。
しかし石見銀山は世界遺産とのことで、一般の車両が入れない地域です。
移動手段は、徒歩か自転車のタクシーか、自転車のレンタルのみです。
この日は、遂に雪が降ってきて、40分の道のりを
徒歩で行くしか手段はありませんでした。
しかし、昨日の研修会に参加した女性の方がこの町に住んでいて、
「先生お電話くださいよ~、お迎えにいきますから」
と言ってくれていたのです。
迷わず私は甘えることにしました。
本当に有り難かったです。
ほんの2~3時間の滞在でしたが、歴史的な街を訪れることが出来て、
私の忘れられない思い出の一つとなりました。
お世話になった皆様、感謝いたします。
本当にありがとうございました。
島根県、最高!!
又、行きたい場所です。