ここのカルビは、卵に付けて食べるのがミソ。
評判通り、美味しい。
アルバイトらしい店員に訊ねた。
「卵に付けて食べる焼き肉は、盛岡では何軒くらいあるのですか」
「広い盛岡でもうちだけです」
盛岡が広いかどうかは知らないが、問い詰めると岩手県内でも聞いたことがないという。
そこで、卵を付けるようになった経緯を聞いた。
元々は先代の主人が、北からやってきて日本の<すき焼き>にいたく感動し、
そこでカルビのタレを甘くしたり調節して編み出したらしいが、
<すき焼き>か…途端に有難味が失せた。
でも、アイデア次第なんだな。
冷麺を食おう。
まあまあだ…「スプーン(レンゲ)を貰えますか?」
暖簾の中から、年配の方が登場した。
「お客さん、冷麺はそのまま皿ごと持って飲んだ方が美味しいよ」
どうやら、私は色々と質問したので<好まれざる客>になったようだ。
しょうがないから、大きなドンブリごとグビグビといった。
あまり美味しくはなかった…スーツに飛ばすと翌日困るので気を使ったのだ。
さて、翌日の研修会。
笹原留似子氏の「震災絵日記」「おもかげ復元師」を本棚に発見。
私も株式会社桜の笹原留似子先生に教えていただいた。
なのに…買ってない。
ゴメン、今度買います。
初日の研修会終了後、たまたま男だけで懇親会。
呑めば最後は野郎トークになる。
もっと言葉が分かれば、絶対面白かったのに残念。
マグロのカマが出た。
かなり大きい。(比較できるようにショートホープの箱を置いてもらった)
ただ、カマが横に寝ている。
つまり、半輿なのである(本輿ではないのだ)。
それでも皆で食べたが、マグロも捨てる所がないんだね。
日本は1年間に、食材を500万トン~800万トンも捨てているという。
食品ロスだ…何でも食わんかい…勿体なか、とカマに教わった。
そのまま盛岡担担麺の店へ。
食い過ぎだ。
翌朝、タクシーに乗ったら
「お客さん、○○の駅の方ですよね」と確認された。
「運転手さん、あなたのヘッドレストの裏側に目的地が出てますよ」
また、嫌われたかもしれない。
取り敢えず、無事に終了。
今回も研修の中身については、一言も触れなかった。
やったぜ、東北シリーズを報告で望み通り研修には触れないで書いた。
南部美人…美味しゅう頂いてます。
皆様、頑張ってください。
では。