のような画面があるとしよう。
それぞれ、言葉と色を言ってください。
例、BLACK 黒色…というように。
右の画面と左の画面とでは、反応が違ってくるのが当たり前。
反応を等しくしようとすると、脳に負荷が掛かるのだ。
人は、無意識の内に、色感覚の影響を受けている。
そして例えば、オレンジの文字にはオレンジ色が当たり前という
ステレオタイプの発想に陥りやすい。
人間の脳は、一見便利だけれど、直ぐそこに限界もあるのだ。
実際には、無意識の判断の影響は大きいらしい。
無意識の衝動、無意識の願望は、私たちの思考や行動を思いもよらぬ程度に支配する。
我々の肯定的あるいは否定的、という感情の源はどこにあるのだろうか。
そこで有名な実験。
電話調査。
「あなたが歩んできたこれまでの人生は、うまく行っていると思いますか、それとも、あまり思うようにいってないですか。」
天気の良い日に質問をすると、自分の人生はうまく行っている、との傾向が強い。
天気の悪い日に質問をすると、自分の人生はうまく行ってない、との傾向が強い。
その日の天気にさえ影響を受けているのだ。
人が下す無意識の直感的反応を私は信じる方だが、負の部分もあることを意識したい。
機嫌が悪い日には必ず原因がある。
が、そのこと以上に機嫌を悪くしている無意識の何かについて思いを巡らしてみよう。
きっと、少しだけ楽になるから。
では。