様々の地域のサウンドマークを調べると、特徴のある音が異なるらしい。
例えば、寺の鐘の音だったり、教会の鐘の音だったり、工場の機械音だったり…
今、桜島の眼前に泊まっているが、さしずめ遊覧船の航行音が僅かに聞こえる。
それらのサウンドマークは、大きな道路や広い通りや海の上は遠くまで伝わるらしく、
高いビルや狭い道では遮られて、音の広がりが抑えられるらしい。
今、音についてこういう学問もあるらしい。
そういえば、我が子を見ていると(特に高校生だが)いつも音楽を聴いている。
四六時中、高価なイヤホン(1万5千円程度)を耳に挿し、
普段ならまだしも、試験勉強の最中も聴き続けているのだ。
気持ちが落ち着くとか、「よしやるぞ!」の気分にさせてくれるからだとか、
単なる気分転換だとか、色々と能書きを垂れてくれるが…
我々の頃と比較すると、音楽に依存する率が異常に高いのではないか。
ここで、「音楽は、そんなに必要か?」
なんて野暮な事は言わないが、もう少し勉強に力を入れてくれないか。
音は、連なることで、単なる音ではなく、意図性や規則性をもたらし、
過去のサウンドより現在の方が、ある意味では豊かになったのは間違いない。
音楽とは、意志が形になったものだから。
残念ながら、我が子のサウンドスケープ(音の風景)は、<無音>である。
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