ＭＣプロデュース

心理的効果とは、どれ程のものだろう。
ある大学で3Ｄのバーチャル・リアリティ－なロボットをコンピュータで作って実験。
内容は、あるグループを説得するようプログラミングしていたのだが、
一つは相手の動きを…例えば「瞬き」や「首を傾ける」や「腕組み」などを、
カメレオン効果で真似するように仕組まれたロボットA。
もう一つは、全く関係にない自然な動きをするよう事前に仕組まれたロボットB。
その結果は、圧倒的にロボットAに説得力があった。
アンケートによると、友好的、面白い、誠実などと好評価である。

私は、カメレオン効果を期待している営業マンタイプが嫌いだ。
あるいは、カメレオン効果の使い方が未熟だから嫌なのかもしれない。
気に入っている営業の方は、私がそれとは気づかずにカメレオン効果をだしているかも。

但し、カメレオン効果かどうかは知らないが、
赤ん坊が親の真似をするのは、愛情や信頼の証…つまり、ある種の共感から来ている。
それは心理的効果を狙っているわけがなく、本能的に真似をする、そして育っていく。
損得の計算外だから大好きだ。

結果、無意識にされるカメレオン効果は好きだということか。
人間だもの…トホホ。

ところで、カメレオン俳優といえば誰を思うでしょうか？
ジョニー・デップ…外見は特に凄い。
メリル・ストリープ…目の動きや皮膚感覚など、内面のカメレオン振り驚き。
ロバート・デ・ニーロ…かなり強烈。
日本だとそんなに感じないけど、
加瀬亮、阿部サダヲ、松山ケンイチ、山田孝之、森山未来、
そして女優だったら、満島ひかり…しか浮かばない。

＜おまけ＞
カメレオンという言葉つながりだけど。
バーコードのカラー版を「カメレオンコード」というらしい。
特徴は、接写をしなくてもよいということ。
これにより、圧倒的に作業効率が増すのだとか。

では。