あっという間に3日間の夏休みは終わりした。
主婦への、自分への御褒美。
掃除も洗濯も食事の支度もしなくていい。
日頃の喧騒も忘れさせてくれる。
(こんなこと言ったらある人に叱られますが…)
旅行、大好きです。
子供がいるといないでは、楽しみ方も変わってきますが、
20代の頃、母と2人で出かけた旅行は特別な思い出です。
母は、見かけによらずおっとり系。
母とは、「何処行く何する」の会話はまるで成立しません。
旅行はもちろん、外食する時でさえ
24時間365日「どこでもいいよ」の返事がかえってきます。
互いに休暇を取って1週間程の旅行に行くことになった時も
出発前日まで宿泊先も結局決まらず、ならば石川県の地図の
先っちょに行ってみたいと私が言いだしたことがきっかけで、
車で石川県の能登まで行ってしまいました。
(車で行く距離感がつかめていなかった)
11月。石川に向かう途中、長野辺り。真っ赤な紅葉は圧巻でした。
あんな景色を見たのは未だかつてあの時だけです。
「何処行く何する」で苦労もありましたが、
途中途中で立ち寄った場所も当日予約で取る宿も、
食事がとても美味しかったり、海が望めるお部屋だったり、
人が温かかったり、素敵な所ばかりでした。
白樺湖、美ヶ原、金沢、能登、輪島、飛騨高山、白川郷・・・
覚えている地名はそれくらいで、あとは思いつくまま。
そして牡蠣や飛騨牛も忘れられない美味しさで、
五感を満たし、幸福感にどっぷりと浸かった旅となりました。
そして日常に戻ってから、遅れて長距離運転の
疲労がどっぷりとやってきたのです。
目的だった能登半島先端の珠洲市(すず市)には辿りついて
いなかったことには帰ってきてから知りました(笑)
またいつか、あんな旅ができたらいいなぁと思う今日この頃。
母が定年で退職したら、計画してみようかな。