本来なら、福岡から埼玉に戻り翌日岡山に入ればよいのだが、
それならばと、広島に1泊することにした。
前の日から岡山に行ってもいいが、久し振りに原爆ドームや平和記念資料館が見たい。
これも知覧の影響か…あの戦争で悲惨だったのは日本ばかりではないのは承知の上で
50歳を超えた私にどう映るのか、いいチャンスだ、確かめよう。
広島駅は大変な混雑ぶり、聞けば宇品の花火大会での賑わい。
全国どこでも、港町は祭りが派手である。(宇品には当時軍港がありました)
先週秋田に伺った際、土崎のお祭りがありました。
土崎も港町で、県内で唯一空襲を受けた場所だと聞いております。
燃料となる「油」が狙われたとか。
話を宇品に戻しますが、ここは県内1の1万3千発です。
この日はお好み焼きと牡蠣を食べ、また吸入器のお世話になりました。
やっぱり美味い。
私は大坂より広島のお好み焼きの方が好きです。
(食いかけですいません)
翌日。
生憎、快晴です。
暑過ぎるので、チンチン電車で行くことを断念しタクシーへ。
元安川に掛かる相生橋…エノラゲイの原爆投下地点である。
原爆ドーム…この上空で爆発が起こる。
げんしばくだんがおちる
ひるがよるになって
人はおばけになる
坂本はつみ
小学3年生が書いている。
一瞬にして、広島の街は焦土と化します。
実は、広島は空襲を受けたことがないのです。
言い換えれば、ある意味狙い撃ちだったのでしょうか。
何も知らずに逝った、多くの人々はどんな思いだったのでしょうか。
いつに間にか、暑さは感じなくなっていました。
広島平和記念資料館へ向かいます。
言葉が出ません。
確かに、以前とは違ったディスプレイでしたが本質は変わりません。
一人でしたから誰にも気兼ねすることなく、ゆっくり見て回りました。
何だか叫びたい気持ちでしたが、こういうのは言っちゃいけません。
残念、無念、悔しい、悲しい…それらを中心として様々な感情が渦巻きました。
短編の記録映画です。
www.thatdayfilm.com
その後、唐々亭(からからてい)で辛いつけ麺を食べて新幹線に乗り岡山へ。
明日は、葬祭D2級講座です。