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2014年08月27日

受付コンテスト審査員 (加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

東北地方の葬儀団体様で受付コンテストが開催され、私は審査員として招かれました。
以前から続いている接遇コンテストから数えると4回目の審査員です。
内容は、遺族からの依頼で喪家に向かった葬儀担当者が、
自宅を訪問して受付をしながら様々な課題をクリアして行くというものです。

 

葬祭センターごとに今年のエントリー者がいて、
忙しい業務の合間に先輩達も巻き込んで、練習を積み重ねてきます。
とはいえ、多くのギャラリーに見つめられ、言葉がしどろもどろの人もいます。
でもお客様の思いを理解しながら最善の葬儀を提供しようと、皆さんとても真剣です。

 

そして審査員も真剣です。
開始前には、何をチェックするのか、どの部分を見るのか
聞くのかなどを入念に打ち合わせます。

いつも審査員として思うことですが、
コンテストはコンテストとしての仕上げ方があって、
審査基準として決められた形や言葉が重要視されます。
点数をつけるとはそういうことなので仕方がありません。
するとどうしても担当者側の視点での打ち合わせになって行きます。
コンテストでは時折、目の前にいる遺族役の反応を無視して、
覚えたままのことをそのまま話し続ける人が出て来ます。
いきなり親族役が想定外の質問をすると、パニクってしまう人はそういう人です。
でも実際の打ち合わせでは予測しないことばかりが起こります。

 

コンテストをお客様の視点で行おうとすると、
喪主や親族役、審査員も目の前のやり取りを細かく見極める能力が求められます。
そのあたりがいつも難しいと感じます。

要するにコンテストは、しょせん架空の物だということです。
コンテストに勝つ為の練習(そのプロセス)こそが大切なのでしょう。
だから優勝したからと言って、100%OKでは無いのです。
そこを理解して欲しいと思います。

最終的には、最優秀賞、優秀賞が決められて個人と団体が表彰されました。
優秀な成績の方々、本当に頑張りましたね。
他の参加者も審査員の皆さまも大変お疲れ様でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2014年08月27日 08:32

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