センターには、震災から3年が過ぎた今でも様々なボランティアの要請があります。
内容は日々変わりますが、その内容にマッチングした人が
毎日のように現地に向かっています。
そこを様々にサポートしてくれている
ボランティアセンターの東北教区のスタッフの皆さんには頭が下がります。
今回私は、お茶会の「歌声喫茶」を企画させていただき、
中仏通信教育の先輩にも声をかけて、キーボードを持って向かいました。
私達が仙台に滞在出来る2日間にお茶会が実施されていたのが名取市の3か所でした。
名取市には、プレハブの応急仮設住宅団地が8つあります。
そこに1400人余りの方々が住んでいます。
宮城県全体では406箇所の仮設プレハブ団地で、
4万人弱の方々が未だ大変な生活を余儀なくされています。
暑い夏寒い冬、狭い住宅の中でどれだけの我慢をしていることかを考えたら…
本当にご苦労なことばかりだと推察します。
お茶会に出て来てくださるのは、中年から高齢の女性の方々が中心です。
今回も皆さんがご存じの歌を歌詞集にしてたくさん用意しました。
ちょうどこの頃東京では「七夕」でしたので、笹の葉とお飾りも持参しました。
一緒に大きな声で歌い、短冊にお願いごとを書いて、
色々な話をしてたくさんの出会いがありました。
しかし一見すればお元気そうな方も、日々の暮らしは大変なことが多く、
それは震災にあっていない私達には、到底分かることでは無いのです。
私に出来ることは、出逢ったその時だけでも一緒に歌い、
笑顔を交わすことだと思っています。
お別れの時にある方がかけてくださった「ああ、楽しかった。又、来てね!」
という言葉が、心にしみてありがたかったです。
追伸:1日目に訪問した名取市箱塚桜団地仮設住宅では、
女性の皆さんが「桜クシュクシュタワシ」という手編みのタワシを作っています。
全国から注文があるそうです。大口の注文があって
ちょうど残っていた11個のタワシを買って来て東京の友人に配りました。