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2014年09月24日

高校受験準備・中学3年生向けマナー講座 (加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

 息子達が卒業した地元の中学校で、数年前からボランティアでのマナー講座を担当しています。今回は3年生全員を対象に1クラスずつ、夏休みの「高校(受験校)訪問の為のマナー講座」を頼まれました。

 高校受験は勉強も大切ですが、面接試験突破も重要な課題です。特に推薦受験をする子どもたちは、大きな得点に結びつくので皆真剣です。

マナー講座は、中3向けといっても大人の新入社員研修とあまり変わりません。中3の子供たちにとって高校は、社会に出る最初の機会です。しかし「ちゃんとしなさい!」と言われても、どうすることが「ちゃんとしたこと」なのかを知らないと、出来ることも出来ずに終わってしまいます。

講座ではまず、最初に挨拶をさせます。そしてお辞儀をつけさせます。たいがいそこで「そんなお辞儀をしてるようじゃ、どっこの高校にも入れませんよ!!」という私のゲキが飛びます。そこで子供たちは初めて「ハッと」します。今まで親にも先生にも、そんなこと言われたことが無い子供達です。

 

公立中学ですから、これまで割合のんびりと過ごして来た経緯があります。「受験は、選ばれる側に立つんですよ!」と、またまた私は厳しいことを言います。その辺りから子供たちの目の色が変わり、姿勢がシャキッとして来ます。気持ちの持ちようで変わっていきます。

 

・高校の正門に到着した時、先生や関係者がいたら? 何を言う? 何をする?
・資料を渡されたら? 何を言う? どう受け取る?
・スリッパを貸してもらったら? 何を言う? どうやって履く?
・廊下の歩き方、部屋への入り方、椅子の座り方・・・
・会場で、他校の友達に話しかけられたら? 等など
班長、副班長を中心に、ロールプレイで実際にやらせながら課題を投げかけて行きました。

子供たちは、初めて教わる世の中の約束事に興味津々という感じです。高校に入れば、次はアルバイトの面接、上級校への進学、そして就職と、マナーを知りそれが身についているということは、彼らにとっての大きな武器なります。早い内からトレーニングすることは非常に大切だと感じます。

 

講座の最後に、もう一度挨拶(お辞儀)をする時、子供たちはとっても上手になっています。私も「教えてよかった」と思える、うれしい瞬間です!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2014年09月24日 08:30

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