大きな神社で、大鳥居をくぐるとかなりの数の露店が出ています。
熊手を毎年買いに来る方、今年が初めての方、
買わないけどお参りや七五三や写真を撮りに来る方・・・人で溢れ
威勢の良い手締めがあちこちでかかります。
なかには、社員一同で来る方々もいらっしゃり、
営業の研修と称して金額の交渉をしている場面も見られました。
購入が決まると、商売繁盛・家内安全、交通安全のシールを貼ったり
稲穂を付けて熊手を仕上げます。
そして「お手を拝借!!〇〇様の商売繁盛を願って!!よーお!!」と手締めです。
ちゃちゃちゃん ちゃちゃちゃん ちゃちゃちゃんちゃん
の3本締めをかけ声をしながら手で叩くのは意外と難しい。
お店により、かけ声も違うのでまずは覚えることから始まりました。
(お役に立てなくても声だけは出せる!!)
そして熊手は全て手作りというこだわりようで、ずっしりと重く、
小さなものから、上にかけて大きいサイズになっていき
壁一面に飾られた様子は迫力があります。
ちなみに今回、一番大きな熊手は私が両手を広げた位の幅がありました。
しかし" 渡辺喜美代表、8億円の使い道は「熊手」"のような金額はしません。
熊手は正面から見た時の豪華さより、
横から見てぎっしりと詰まっている物が立派な熊手なんだそうです。
同じ金額を出すのなら横から見るとスカスカよりやはり良い物が良いですよね。
サイズは4寸・5寸・6寸・8寸・尺…とあって
同じサイズでもひとつひとつ装飾が異なります。
締め縄、鶴、亀、七福神、招き猫、鯛、金小判、神輿、兜、…や
松、梅、福寿草をあしらった飾りと、様々で
お店によってデザインも全く違います。
関東三大酉の市の浅草・新宿はそもそも場所代がかかりすぎるので
熊手の値段が府中に比べとても高額なんだそうです。
"渡辺喜美の影響なのか、ひとりの男性で
「俺があの一番大きいやつを250万で買うって言ったら250万で売るのか?」
という質問をされた方がいました。
「いやぁ・・・あれを250って言ってくれたら嬉しいけどね~」と
答えた売り子さんに対し何故か不機嫌そうにその場を立ち去っていかれました。
何を確認したかったのかはわかりません・・・??
大変儲かる商売だろう・・・というイメージがあるかもしれませんが、
手作りで装飾もこだわっているなら 打倒な金額とも考えられます。
年々大きくしていくと言われていますが、最初は小さい物から。
翌年も同じ大きさ、そのまた翌年にひとつ大きくするというように、
なだらかな富士山のように少しずつ大きくしてゆけば良いそうです。
飾るところは目線より少し上。太陽の光が当たる南向きが良いそうです。
二の酉が11月22日にあります。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。