連続開催の利点はスタッフ全員(選別された大人数)が確実に受講できることだ。
そして受講生は、実際の葬儀司会で使う「理論」や「技術」が共通。
だから、司会の好みで発言するのはプライベートが中心。
老若男女…とスタッフの個性は様々に違っても(個人レベルで好き嫌いはあっても)、
企業体としての葬儀司会の在り方、葬儀司会の考え方の基準が、
技術的に高いレベルで共通しているのが強みである。
消費者からの目線で「誰かが特に巧い」というわけではなく「誰もが巧い」、
というのは、何よりクオリティの高いサービスであろう。
分かりやすく云うと、納棺の講座を受講したスタッフと、そうでないスタッフは
より専門的なサービスの提供に差が出やすいということである。
接客の講座にしても然りである。
思えば10年ほど前…ある大きな団体で、自社内にプロの司会部門を立ち上げ、
スタッフを鍛えるために尽力した経験が活きてFUNETの展開に繋がった。
それ以降、いくつも似たような経験をしている。
葬儀司会に於いて、一番のネックは何か。
それは我々が「話し言葉の基本ルール」を学校では学ばなかった事である。
国語の授業は「書き言葉」の授業だけ。
「話し言葉」と「書き言葉」は、どこが違うかって?
とても大きく違うのだが、一般には知られていない。
これも分かりやすく例えると、私の年代では英語の授業は「書き」中心。
ところが、現在の教育では「会話」中心だ。
これぐらい違うのだ。
「This is a pen」なんて、会話で使うことは滅多にありませんから。
しかし私は、これを習ってきたのです。
この差は、呆れるほどに歴然だ!
専門的なお話を聞くまでは、そんな話聞いたこともなかった…よく言われます。
聞いていただきたい…とは思いますが。
葬祭業界の司会レベル…かなり上がって来てますよ。