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2015年02月13日

浄土真宗の教え2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

京都にある中央仏教学院(本願寺の僧侶を養成する機関専門校)の通信生になり、
築地本願寺の僧侶養成コースを卒業したのが、10年位前になる。
卒業はしたけれど、僧侶にはならず、ハッキリ言ってモラトリアム。
今ではお経も忘れかけている。
当時の思い出といえば、青木新門さんを講演に呼んだ事。
しかも、その頃はまだ映画「おくりびと」の前だから、
スケジュールも講演参加者も(ゴメンなさい)ガラガラだった。
そんな私でも、それなりに思い入れもあるからややこしい。
(因みに我が家…園田家になるが、菩提寺は本願寺である)
そんなわけで、現場で間違いやすいなあ…と思われる事をクイズ形式でだしましょう。
(参考出典 クイズ浄土真宗より)

 

質問1
葬儀の際、荘厳壇(祭壇のこと)のセンター、真正面に掲げるのはどれ。

1. 故人の遺影写真
2. 故人の位牌
3. 名号などの本尊

答えは、



3番

普段の祭壇は、正面に遺影写真を置くことが多いからね。
単純に間違えやすい。それと位牌は使いません。
真宗系でも位牌を用いるのは、高田派と興正派だけ。使うのは、法名軸ですから。

質問2
満中陰法要はいつ勤めますか。

1. 死後、四十九日目に行う
2. 三カ月に亘るときは、三十五日で切り上げる
3. 三か月に亘る前ならいつでもよい

答えは、



1番

満中陰が三カ月に亘るのは避けるべき、というのは真宗では「迷信」です。
お他宗派では、ありますが…
理由は、「四十九」を「始終苦」、
「三月(みつき)」を「身付き」と解したものだからです。

質問3
年忌法要は何故勤めるのでしょう。

1. 亡き人が、寂しがらないように
2. 亡き人が、迷わないように
3. 亡き人を縁に仏の教えを聞く

答えは、



3番
法事の目的を、「亡き人の為に…」と思いがちです。
しかし真宗では、ご法事の目的を仏様の教えに触れ、その救いに預かることです。
これも間違いやすいのではないでしょうか。

合掌。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2015年02月13日 08:30

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