本日は節分、これも陰陽道の流れを汲んでいるとか。
(陰陽道は混成思想だから断言できないが)
平安時代、宮中で執り行われていた年中行事「追儺(ついな)」と呼ばれる
「鬼祓いの儀式」が元になったのでは、とも云われている。
そのルーツは、やはり中国。
結局は、厄払いです。
節分は年に4回。
立春・立夏・立秋・立冬の前日。
全国的に『立春前』豆まきが行われ、古来より伝わる伝統行事です。
【豆=魔滅】と云い、豆を鬼にぶつけることにより【邪気】を追い払い、
一年の【無病息災】を願う意味合いがあるのだ。
私は今日、鬼役を演じます。
いえ「鬼厄」でっせ。
子供ら本気で泣かしたろ!
「うおーりゃー」
さて、初詣も陰陽道と関係があり、
江戸時代は陰陽道が示す「今年の恵方」に存在する神社にお参りしていたそう。
今では方角はかんけいありませんが。
初詣自体もそうだが、「恵方」と云う言葉の名残が
最近流行っている「恵方巻き」にも見受けられます。
それから厄年も、基本の考え方は陰陽道にあるらしい。
平安の世を85歳まで生きた安倍清明…妖怪じゃ!
【余談】
「沙石集」という1283年成立の仏教説話集(作者 無住道暁)にある話。
ある僧侶には3人の妻がおりました。
(もう、ここで可笑しい)
一人目の奥さんの子供に付けた名前が「俺の子じゃない」
二人目の奥さんの子供に付けた名前が「俺の子かも知れない」
三人目の奥さんの子供に付けた名前が「俺の子でまちがいない」
この一家に直接お会いしたことのある方は、こう云ったという。
「俺の子じゃない」ちゃんが、一番大人びたクールな子供に育ってた。
…仏教説話集でした。(笑)
では。