またバブルの前には人口が増加している。
ごく当たり前な「人口ボーナス期」を2度も経験しているのだ。
そして江戸の町は世界でも有数に人口が膨れ上がるが、
それでもエコ(再生)な生活で、そして清潔な街並みを保っていたし、
街行く人々の礼儀も正しかったという。(当時の外国人の話)
バブルの弾けた後も冷静さを保った。
そして寺子屋で学ぶのが当たり前で、当時の識字率は世界1と云われている。
参勤交代にしたって、最初の数年は厳しいものであったようだが、
265年間も続く内、正直云って正室やその子供たちは、江戸が大好きになる。
今の東京みたいなもので、色んな情報や刺激があって楽しい暮らしなのだ。
参勤交代にお供する家来も道中の珍しい食べ物を食し、また昆虫を採取したりと、
あれやこれや楽しみを見つけ、それなりに楽しんでいたようなのだ。
本当に平和なのだ。
その江戸時代という長い間に、封建制度…これは下剋上とは真反対である…を、
徹底的に植え付け、武士道なるものを、儒教を中心に据えて取り入れた。
そして個人より家を重んじ、親を大切に、兄弟は仲良く助け合い、上司には逆らわず、
約束したことは必ず守る、というような道徳感は明治以降の日本人に繋がるだろう。
その明治以降、残念ながら平和が長くは続かない。
世界情勢の影響もあるのだが、江戸の時代・徳川の時代が良かった、
と云われては困る人たちがいた…と考えるのも…偏見?
結果、平和な世の中を迎えるまでに、数多の屍を必要としたのだ。
戦後70年…平和が続く今だからこそ、徳川の政策で見習うべき所は学ぶべきだ。
このセミナーに参加して、徳川家康のイメージがガラリと変わった。
狸オヤジなんかじゃなく、聡明で、人情に篤く、現代日本人の基礎を作り上げた。
そう云っても過言ではないだろう。
誰が「狸オヤジ」のイメージを植え付けたんだ。
そして信長には切れ者のイメージを、今日はあまり登場しなかったが
秀吉には、狡猾で、憎めなくて、明るくて…というイメージを。
教科書やメディアから吸収するイメージは、もう一度考え直さないと…では。
【告知】も刷り込まれたかも…
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